ラスボラ・ヘテロモルファは観賞魚として人気の高いコイの仲間で、安価で安定して流通しています。
群れで飼育すると水草に映えるので、昔から観賞魚として飼育されています。
ラスボラ・ヘテロモルファについて!
ラスボラ・ヘテロモルファは体長4cm程度にまで成長するコイ目コイ科Trigonostigma属の魚です。
ラスボラ・ヘテロモルファは体側の後半部に漏斗(ろうと)のような形をした黒色の模様が特徴の魚です。
尾鰭や背鰭、尻鰭が橙色になる個体もいますが、無色の個体もいます。
ラスボラ・ヘテロモルファと見た目が似ているラスボラ・エスペイという種類がおり、こちらも観賞魚として人気が高い魚です。
上の写真はラスボラ・エスペイです。
ラスボラ・エスペイとラスボラ・ヘテロモルファの見分け方は黒色の三角模様の形がエスペイの方がスリムです。(エスペイの方が体型がスリムで、ヘテロモルファの方が少し体格が良いです。)
食性は雑食で昆虫や藻類を捕食しています。
和名 | ラスボラ・ヘテロモルファ |
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学名 | Trigonostigma heteromorpha |
英名 | Harlequin rasbora |
目 | コイ目(Cypriniformes) |
科 | コイ科(Cyprinidae) |
属 | Trigonostigma属(Trigonostigma) |
分布 |
東南アジア |
生息環境 | 小川 |
ラスボラ・ヘテロモルファはタイやマレーシア、スマトラなどの東南アジアに生息しています。
観賞魚として人気の高い魚で、綺麗な体色が水草に映えます。(群れを作る魚なので、複数で飼育されることがほとんどです。)
弱酸性で飼育すると綺麗に発色するようです。
他の多くのラスボラとは異なり、ばら撒くように産卵せずに、植物の葉の下側に卵を粘着させて産卵します。
2時間以上に渡って産卵を行い、100個前後を産卵します。
産卵した卵は水温が28℃の場合は18時間前後で孵化します。
ラスボラ・ヘテロモルファを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ラスボラ・ヘテロモルファを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ラスボラ・ヘテロモルファと すみだ水族館
すみだ水族館では自然水景エリアにてラスボラ・ヘテロモルファを展示しています。
すみだ水族館では群れでラスボラ・ヘテロモルファを展示しており、違う水槽ではラスボラ・エスペイを展示していました。
すみだ水族館の自然水景エリアでは水草と流木、岩でレイアウトされた水槽が設置されており、ラスボラ・ヘテロモルファのような水草に映える魚が多く展示されています。
魚を見せる展示ではなく、水槽全体を見せるためか、展示されている生物は展示パネルに記載されていません。(期間を開けて訪れると展示されている魚が変わっていたりします。)
ラスボラ・ヘテロモルファを展示している水族館の一覧
ラスボラ・ヘテロモルファを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
千歳水族館 | 福島海洋科学館 | サンシャイン水族館 |
アクアパーク品川 | すみだ水族館 | 寺泊水族博物館 |
南知多ビーチランド | おさかな館 |
すみだ水族館ではラスボラ・ヘテロモルファとラスボラ・エスペイを展示しています。
ここまで
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