動物園鳥図鑑-ベニイロフラミンゴ(Phoenicopterus ruber)

ベニイロフラミンゴは北米大陸南部～南米大陸南部に分布するフラミンゴの仲間で、他のフラミンゴと比べても濃い紅色をしています。

ベニイロフラミンゴについて！

ベニイロフラミンゴは全長1.4m程度にまで成長するフラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属の鳥です。

ベニイロフラミンゴは名前の通り紅色の羽毛に覆われており、脚は灰褐色、嘴は湾曲し先端付近は黒色になっています。

上嘴や嘴の根本付近は白色をしています。

他のフラミンゴと同じようにガチョウのように「ガーガーガー」という鳴き声を発します。

食性は雑食で藻類や甲殻類などを捕食しています。

左側はベニイロフラミンゴ、右側はオオフラミンゴ(ヨーロッパフラミンゴ)

ベニフラミンゴは他のフラミンゴ目の種類と比べても色が濃く、種小名の「ruber」の由来にもなっています。(ruberはラテン語で「赤い」の意味)

和名	ベニイロフラミンゴ
学名	Phoenicopterus ruber
英名	American Flamingo
目	フラミンゴ目(Phoenicopteriformes)
科	フラミンゴ科(Phoenicopteridae)
属	フラミンゴ属(Phoenicopterus)
分布	カラパゴス諸島周辺やカリブ海周辺等
生息環境	ラグーン、干潟

ベニイロフラミンゴはガラパゴス諸島、キューバ、コロンビア沿岸部、ベネズエラ、ブラジル北部、バハマ、カリブ海などに分布しています。

ラグーンや干潟に生息しており、大きな群れを作ります。

泥で巣を作り、巣の中に1つの卵を産みます。

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

ベニイロフラミンゴを展示しているJAZA加入の施設は43ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

旭山動物園ではフラミンゴ舎にてベニイロフラミンゴを展示しています。

旭山動物園のフラミンゴを展示している場所では3種のフラミンゴを展示しており、その中でもベニフラミンゴは色が違うのですぐに見分けることができます。

この展示場ではベニイロフラミンゴの他にチリーフラミンゴ、オオフラミンゴ(ヨーロッパフラミンゴ)を展示しています。

フラミンゴ舎には水鳥を展示している展示場内に入って観察することもでき、カモやハクチョウが展示されています。

上野動物園ではフラミンゴにてベニイロフラミンゴを展示しています。

上野動物園では上のようなケージでベニイロフラミンゴを多く展示しており、紅色の羽毛が非常に綺麗です。

上野動物園で展示されているベニイロフラミンゴは良く鳴き声を発している印象があります。

八景島シーパラダイスではアクアミュージアムのフォレストリウムにてベニイロフラミンゴを展示しています。

八景島シーパラダイスでは野外の展示場でベニイロフラミンゴを展示しており、ケージ越しではなく直接観察することができます。

同じ展示場内ではオシドリ、コールダック、アカツクシガモ、チリーフラミンゴ、マーラ、カピバラなどが展示されています。

東山動物園ではフラミンゴエリアにてベニイロフラミンゴを展示しています。

東山動物園では上のように多くのベニイロフラミンゴを展示しており、色の薄いチリーフラミンゴも展示されています。

この展示場ではベニイロフラミンゴの他にチリーフラミンゴ、マガモ、シジュウカラガン、カリガネなどが展示されています。

ベニイロフラミンゴを展示しているJAZA加入の施設は43ヵ所です。

ここまで

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