オカヨシガモは日本にも越冬のために飛来するカモの仲間で、あまり派手な見た目をしていない事で知られています。
オカヨシガモについて!
オカヨシガモは全長58cm程度にまで成長するカモ目カモ科マガモ属の鳥です。
オカヨシガモは非繁殖期のオス、メスは上のように褐色の羽衣に黒色の斑点が入り、繁殖期のオスは羽衣が灰褐色になります。
繁殖期の見た目が他のカモと比べると地味な事から野鳥観察している人からはあまり人気がないようです。
メスの嘴は橙色で、嘴の丈夫に黒色の斑点があります。(オスもエクリプス期と呼ばれる非繁殖期にはメスと同じような橙色の嘴をしています。)
脚は明るい橙色や黄色をしています。
食性は植物傾向の強い雑食で種子、水生植物、葉、茎、水生昆虫、魚類などを捕食しています。
和名 | オカヨシガモ |
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学名 | Anas strepera |
英名 | Gadwall |
目 | カモ目(Anseriformes) |
科 | カモ科(Anatidae) |
属 | マガモ属(Anas) |
分布 |
北アメリカ大陸、ヨーロッパ北部等 |
生息環境 | 湖沼、湿原 |
オカヨシガモは北米大陸北部、ヨーロッパ北部、シベリアを繁殖地としており、アフリカ大陸北部、ヨーロッパ南部、インド、中国東部、日本を越冬地としています。(日本でも少数が北海道で繁殖します。)
湖沼や河川に生息しており、繁殖時には巣を密集して作る事が多いようです。
一度に8~12個の卵を産卵し、24~26日の抱卵期間を経て孵化します。
オカヨシガモを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オカヨシガモを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
オカヨシガモと井の頭自然文化園
井の頭自然文化園ではカモ展示エリアにてオカヨシガモを展示しています。
井の頭自然文化園では上のように多くの個体が展示されており、私が訪れた際は餌を食べている姿を見ることができました。
このエリアではオカヨシガモの他にコガモ、シマアジ、キンクロハジロ、ヨシガモ、マガモ、カリガネ、オシドリ、ヒドリガモなど多くのカモ目の鳥を展示しています。
オカヨシガモを展示している施設の一覧
オカヨシガモを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
多摩動物公園 | 井の頭自然文化園 | 姫路動物園 |
ここまで
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