ヒロハシサギは中米~南米北部に分布しているサギの仲間で、サギの仲間としては例外的に幅広い嘴を持っています。
ヒロハシサギについて!
ヒロハシサギは体長50cm程度にまで成長するペリカン目サギ科ヒロハシサギ属の鳥です。
ヒロハシサギの上面は青みがかった灰色、下面は薄い橙色をしています。
頭頂部は上面よりも色が濃く、嘴は幅広い形状で灰色をしています。
最も特徴的な部位である嘴の具体的な役割は分かっていません。(夜行性である事から、嘴に獲物を感知するような機能が備わっているとも考えられています。)
食性は肉食で甲殻類、魚類等を捕食しています。
夜行性で日光や月光のような明かりがあるような時には獲物を獲らない事が観察されているようです。
和名 | ヒロハシサギ |
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学名 | Cochlearius cochlearius |
英名 | Boat-billed Heron |
目 | ペリカン目(Pelecaniformes) |
科 | サギ科(Ardeidae) |
属 | ヒロハシサギ属(Cochlearius) |
分布 | 中米~南米中部以北 |
生息環境 | マングローブ林、熱帯雨林 |
ヒロハシサギは中米のメキシコ~南米のペルー、ブラジル、アルゼンチン北部まで分布しています。
本種は5つの亜種に分類されています。
マングローブ林や熱帯雨林などの水辺に生息しています。
ペアや小規模のコロニーを形成して繁殖活動を行い、1度に2~4個の卵を産みます。
産んだ卵はペアで抱卵し、約1ヵ月で孵化します。
ヒロハシサギを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ヒロハシサギを展示しているJAZA加入の施設は4ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ヒロハシサギと千葉市動物公園
千葉市動物公園では鳥類・水系ゾーンにてヒロハシサギを展示しています。
私が訪れた際にはケージのすぐ傍で見ることができ、動いてなかったのでゆっくり観察する事が出来ました。
私が見つけられた限りでは1羽しかいませんでしたが、もっと展示されているかもしれません。
この展示場ではヒロハシサギの他にショウジョウトキ、アフリカヘラサギを展示しています。
ヒロハシサギを展示している施設の一覧
ヒロハシサギを展示しているJAZA加入の施設は4ヵ所です。
那須どうぶつ王国 | 千葉市動物公園 | 神戸どうぶつ王国 |
フェニックス動物園 |
ここまで
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