ホオカザリヅルはアフリカ大陸南部に分布しているツルで、日本では数カ所の動物園で展示されています。
ホオカザリヅルについて!
ホオカザリヅルは全長1.5m程度にまで成長するツル目ツル科ツル属の鳥です。
ホオカザリヅルは胴体の上半分は灰色、下半分を黒色をしており、胸部~頭部にかけて白色をしています。
頭頂部は黒色をしており、嘴は赤褐色をしています。
オスの方が肉垂が大きくなりますが、メスにも肉垂があります。
この肉垂はメスにアピールするためのものだと考えられています。
食性は植物食傾向の強い雑食で植物の茎・種子、昆虫、魚類、爬虫類等を捕食しています。
和名 | ホオカザリヅル |
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学名 | Grus carunculatus |
英名 | Wattled crane |
目 |
ツル目(Gruiformes) |
科 | ツル科(Gruidae) |
属 | ツル属(Grus) |
分布 |
アフリカ大陸 |
生息環境 | 湿地、湖沼 |
ホオカザリヅルはエチオピア中部、タンザニア、マウライ、ザンビア、モザンビーク、ジンブバエ、ボツワナ、南アフリカ共和国東部に分布しています。
湿原や湖沼の周辺に生息しており、基本的には渡りを行いません。
アシなどの植物を使って巣を作るか地面に直接産卵し、1度に1~2回の卵を産みます。
ホオカザリヅルを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ホオカザリヅルを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ホオカザリヅルと上野動物園
上野動物園ではツルエリアにてホオカザリヅルを展示しています。
上野動物園では1羽のホオカザリヅルを展示しており、2018年に亡くなったメスの個体との間に多くの卵を産卵しました。(展示されているのは1977年に来園した長生きな個体です。)
このペアが産卵した卵から孵化した個体達は各地の動物園で展示されています。
オスの個体のはずですが、上のように肉垂は小さめです。(高齢のためでしょうか?)
このエリアではホオカザリヅルの他にタンチョウ、オグロヅル、ヘビクイワシを展示しています。
ホオカザリヅルと東山動物園
東山動物園ではキジ・ツルエリアにてホオカザリヅルを展示しています。
上のようなケージの中でホオカザリヅルを展示しており、肉垂が大きいため、オスの個体でしょうか?
このエリアではホオカザリヅルの他にクロヅル、タンチョウ、アネハヅルなどが展示されています。
ホオカザリヅルを展示している施設の一覧
ホオカザリヅルを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。
八木山動物公園 | 宇都宮動物園 | 埼玉こども動物公園 |
上野動物園 | 羽村市動物公園 | 東山動物園 |
平川動物公園 |
ここまで
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