ジャガーは北米大陸・南米大陸に生息しているネコ科の中では最大種です。
日本でも10ヵ所程度の施設で飼育されており、繁殖を目指してペアで飼育してしている施設もあります。
ジャガーについて!
ジャガーはオスは最大で体長2.7m程度、メスで220m程度にまで成長するネコ目ネコ科ヒョウ属の動物です。
北米・南米大陸に生息しているネコ科の動物としては最大種です。
ジャガーは黄褐色の体色をしており、体中に黒色の斑点があり、体の腹や脚の内側は白色をしています。 (黒化個体と呼ばれる、全身が真っ黒な個体もいます。)
「ジャガー(Jaguar)」とは南米のインディアンの「ヤガー」という言葉が由来になっています。
ヤガーとは「一突きで殺す者」という意味です。
ネコ科の動物の中でも噛む力が強く、他のネコ科の動物のように喉に噛みついて窒息死させる他に後頭部を頸部など急所を噛み砕いて仕留める事もあります。(カメの甲羅を噛み砕くこともあります。)
食性は肉食でカピバラ、アリクイ、イノシシ、爬虫類、両生類、魚類などを幅広く捕食しています。
狩りのスタイルとしては待ち伏せ型で、地表だけではなく、水に浮かびながら獲物を待つ事もあります。
和名 | ジャガー |
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学名 | Panthera onca |
英名 | Jaguar |
目 | ネコ目(Carnivora) |
科 | ネコ科(Felidae) |
属 | ヒョウ属(Panthera) |
分布 | 北米大陸南部、南米大陸 |
生息環境 | 熱帯林、草原、湿地 |
ジャガーは北米大陸南部、南米大陸に分布しています。
熱帯雨林などの森林や草原、マングローブなどの湿地に生息しています。
親子以外は普通は単独で行動しており、主に夜に行動します。
妊娠期間は3ヵ月~4ヵ月程度で、1度に1~4頭を出産します。
生まれた子供は2年以上を母親と暮らし、母親に狩りを教えてもらいながら生活します。
毛皮や歯などを利用するために狩猟されたり、家畜を襲う害獣として駆除される事もあります。
生息地である森林の開発、狩猟、駆除によって生息数は減少しています。
稀に人間を襲う事もありますが、追い込まれたり反撃以外で人間を襲う事はほとんどないと言われています。
ジャガーを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ジャガーを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ジャガーと東山動物園
東山動物園では食肉小獣舎にてジャガーを展示しています。
東山動物園ではオスの個体が1頭展示されています。
上のように近くで見る事ができ、展示場内を歩き回っている事もあります。
このエリアではジャガーの他にジャングルキャット、アライグマ、ハクビシン、ラーテル、サーバルを展示しています。
ジャガーを展示している施設の一覧
ジャガーを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。
那須どうぶつ王国 | 日本平動物園 | 東山動物園 |
京都動物園 | 天王寺動物園 | 王子動物園 |
とべ動物園 | 高知アニマルランド | 平川動物公園 |
沖縄こどもの国 |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。