動物図鑑 動物図鑑-鯨偶蹄目

動物図鑑-カバ(Hippopotamus amphibius)

カバはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南の水辺に生息している動物で、多くの動物園で展示されています。

陸上動物の中でも非常に大型の種類で、体重ではゾウ、サイに次いで3番目に大きな動物だと言われています。

※カバは糞をまき散らして縄張りを主張するため、展示場によっては観察する際に注意が必要です。(5m程度は飛ばす事があるようです。)

 

 

カバについて!

カバは体長3.5~4m程度にまで成長する鯨偶蹄目カバ科カバ属の動物です。

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カバは茶色がかった灰褐色の体色をしており、体は分厚い脂肪で覆われています。

体の大きさに対して、四肢は短く、第3・4指の間に膜があり、水かき状になっています。(短足ですが、陸上では瞬間的に約40km/h程度で走る事ができます。)

体温調整のために必要な汗腺は持っていませんが、ピンク色の粘液を分泌するための線があり、この粘液で体表を覆う事により紫外線が通過しずらくなります。(皮膚がデリケートでこの粘液が無いと日光で火傷したり、乾燥する事で裂ける事もあると言われています。)

 

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カバは非常に大きな頭部を持っており、ほぼ180度まで大きく口を開くことができます。

大きな個体では50cm程度にもなる犬歯があり、これにより成獣が肉食獣に襲われる事はほとんどありません。

 

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比重が水よりも大きいため、水中に入った際に底部を歩く事もできます。

呼吸の際に肺を膨らませて浮袋のようにすることで、上のように水面近くで浮かぶ事もできます。

 

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食性は草食で草、根、木の葉などを食べ、成獣は1日に30~40kgの量を食べています。

基本的には昼は水中で過ごし、夜になると陸上に上がり、水場から約3kmが基本的な活動範囲になります。

 

和名 カバ
学名 Hippopotamus amphibius
英名 Common hippopotamus
鯨偶蹄目(Cetartiodactyla)
カバ科(Hippopotamidae)
カバ属(Hippopotamus)
分布 アフリカ大陸のサハラ砂漠以南
生息環境

沼地、川辺

カバはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南に分布していますが、生息環境の開発などの影響により、生息地は点在的になっています。

沼地や川辺など水場の周りに生息しており、メスと子供は10~20頭の群れを形成し、オスは単独で生活します。

発情期間は約3日程度で、交尾時間は飼育下では十数分、妊娠期間は約7~8か月程度となっています。

力のあるオスは縄張りを主張し、他のオスが侵入すると縄張りを主張し、相手が服従行動を取らない場合は最悪の場合は命を落とす事があるほど激しく争います。

服従行動を取った場合は縄張り内に他のオスが侵入することを許容しますが、縄張り内で他のオスが繁殖行動を行う事は許容しません。

生息環境の破壊、食用や牙を利用(像牙が規制された事による代替品)するために乱獲された事により、生息数は減少しており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。

アフリカで人間が動物に襲われて死亡する事故のうち、最も多いのがカバだとされています。

その数は約3,000人/年とも言われており、人間がカバの縄張りに侵入したことによってカバが攻撃的になったことが主な原因とされています。

カバを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

カバを展示しているJAZA加入の施設は25ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

カバと旭山動物園

旭山動物園では カバ館にてカバを展示しています。

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旭山動物園ではカバ館の建物内部とカバ館の野外のプールの2ヵ所でカバを展示しています。

屋内の展示場は非常に広く、2020年に訪れた際には親子の2頭が展示されていました。(館内はやや暗いです。)

館内には旭山動物でのカバ飼育の歴史や飼育・繁殖についての資料も多く掲示されていました。

 

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水場の水深が深く、底部を歩く姿も見ることができます。(天井が透明になっており、カバのお腹を見れる場所もあります。)

カバ館ではダチョウ、イボイノシシを展示しています。

カバと上野動物園

上野動物園では西園にてカバを展示しています。

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上野動物園では上のようなプールと陸部のある展示場でカバを展示しており、プールの水中も見る事ができます。(オスとメスの2頭が飼育されています。)

カバを展示している展示場の隣ではコビトカバを展示しています。

コビトカバはカバと同じカバ科の動物ですが、カバよりも陸棲傾向の強い種類です。(世界三大珍獣の1種とされています。)

カバと東山動物園

東山動物園では北園(夢園橋近く)にてカバを展示しています。

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東山動物園の展示場はプールと陸場があり、水中の様子を見ることはできません。

私が訪れた際は上のように口を大きく開いていました。

カバが展示されているエリアではクロサイ、コビトカバが展示されています。

カバを展示している施設の一覧

カバを展示しているJAZA加入の施設は25ヵ所です。

円山動物園 旭山動物園 八木山動物公園
宇都宮動物園 那須サファリ かみね動物園
東武動物公園 上野動物園 市原ぞうの国
富士サファリ 豊橋動物園 東山動物園
京都動物園 アドベンチャーワールド 天王寺動物園
王子動物園 姫路動物園 淡路セントラルパーク
とべ動物園 徳山動物園 福岡市動物園
長崎バイオパーク 熊本市動植物園 平川動物公園
沖縄こどもの国    

大型の動物で多くの動物園で展示されている動物で、繁殖を目指してペアで飼育している施設も多いです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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