今回紹介する魚はメディタレイニアンレインボーラスという美しいベラの仲間です!(ラスとは英語でベラの意味です。)
日本では見られない種類なので和名が無く、英名をそのまま読んでいるだけなので読みにくい名前になっています。
メディタレイニアンレインボーラスについて!
メディタレイニアンレインボーラスは最大で25cmほどにまで成長する中型のベラの仲間です。
特徴は名前にレインボーラス(虹のベラ)と付くことから分かるように、美しい体色と模様です!
個人的にはベラの中でもトップクラスに美しい種類だと思います。
性転換する種類で、成長すると上の個体のような綺麗な色ですが、小さい頃は地味な色をしています。(メス→オスへと性転換するので、地味なのがメスで綺麗なのがオスです)
上の魚がメディタレイニアンレインボーラスのメスの個体です!(上の方の魚)
オスに比べると地味な色をしていますが、背中の青みがかった色なんか綺麗で好きです!(よく見るとメスも綺麗な色をしているので、葛西臨海水族園を訪れたらゆっくり観察してみて下さい!)
和名 | メディタレイニアンレインボーラス |
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学名 | Coris julis |
英名 | Mediterranean rainbow wrasse |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ベラ科(Labridae) |
属 | カンムリベラ属(Coris) |
分布 |
東大西洋 地中海 |
生息環境 | 砂底、海藻 |
英名は「Mediterranean rainbow wrass」 と呼ばれており、「Mediterranean= 地中海」 なので、地中海のレインボーなベラという意味になると思います。
カンムリベラ属の仲間で、日本で見られるカンムリベラ属としてはシチセンムスメベラやツユベラ、カンムリベラが有名です!
メディタレイニアンレインボーラスを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
このメディタレイニアンレインボーラスは葛西臨海水族園でのみ展示されています!
綺麗な種類ですが、生息地が遠く知名度もないので普通の水族館では展示しにくいのかもしれません。
メディタレイニアンレインボーラスと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では地中海水槽にてメディタレイニアンレインボーラスが展示されています!
葛西臨海水族園に展示されている個体はガラス面の傍まで来てくれるので観察しやすいです!
よく見ても不思議な模様をしている種類ですよね…
同じ水槽にメスも展示されているので見比べてみてください!(葛西臨海水族園では、性転換前をイニシャルフェイズ、性転換後をターミナルフェイズと書いています。)
この水槽では、メディタレイニアンレインボーラス以外にも地中海に生息している他の水族館ではあまり見られないレアな種類が多く展示されています。
葛西臨海水族園を訪れた際には是非ゆっくり見ていってください!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。