アカクラゲは北海道以南で一般的に見られるオキクラゲ科の種類になります。
有毒な種類で、刺されると激しく痛むようです…
アカクラゲについて!
アカクラゲは最大で傘の大きさ直径15cm程度にもなるクラゲの仲間です。
名前の通り、赤色の模様が入ったクラゲです。
Chrysaora pacificaは触手の数が40本以上あります。(Chrysaora melanasterは24本)
上の個体はChrysaora pacificaです。
アカクラゲの模様は雨傘の骨組みのようになっています。
小さな個体では、模様がなく無色透明です。
アカクラゲは乾燥しても毒があり、これを真田幸村が利用したとの逸話もあります。(そのため、サナダクラゲとも呼ばれることがあります。)
和名 | アカクラゲ |
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学名 | Chrysaora pacifica,Chrysaora melanaster |
英名 | Japanese sea nettle |
目 | 旗口クラゲ目(Semaeostomeae) |
科 | オキクラゲ科科(Pelagiidae) |
属 | ヤナギクラゲ属(Chrysaora) |
分布 | 日本近海の北海道以南 台湾 |
生息環境 |
アカクラゲ日本の北海道以南で春・夏によく見られる種類のようです。
一般的に見られる毒クラゲで、刺されると半日~一日くらいは痛みが続くようです。
アカクラゲは高温は苦手なようで、葛西臨海水族園では14℃以下で管理していたようです。
えさは子供頃はプランクトン等、大人になると子魚等を食べているようです。
英名の「Japanese sea nettle 」は日本のヤナギクラゲという意味になるようです。
アカクラゲを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
Chrysaora pacifica
こちらは触手の本数が40~という数が多い種類です。
JAZA加入の施設のうち、20ヵ所で展示されています。
男鹿水族館 | 加茂水族館 | 大洗水族館 |
鴨川シーワールド | 葛西臨海水族園 | しながわ水族館 |
すみだ水族館 | 新潟市水族館 | 寺泊水族博物館 |
のとじま水族館 | 越前松島水族館 | 碧南水族館 |
名古屋港水族館 | 京都水族館 | 鳥羽水族館 |
大阪海遊館 | 須磨水族園 | しまね海洋館 |
海の中道水族館 | 大分マリーンパレス |
ほとんどの施設で数cmまでの個体が展示されています。
Chrysaora melanaster
こちらは触手が24本とChrysaora pacificaよりも少ない種類になります。
北方に生息している種類なので、北よりの水族館での展示が多いです。
加茂水族館 | アクアパーク品川 | 上越水族博物館 |
城崎マリンワールド |
アカクラゲと しながわ水族館
しながわ水族館ではアカクラゲをクラゲエリアで展示しています。
この水槽では、まだ色が付いていないサイズのアカクラゲから大きなアカクラゲまで展示されています。
他の水族館では見られないような小さなサイズもいたので、是非観察してみてください。(タイミングによると思いますが)
アカクラゲと すみだ水族館
すみだ水族館ではクラゲ展示エリアで展示されています。
すみだ水族館はクラゲの展示に力を入れている水族館で、多くの個体を見ることができます!
展示して綺麗なサイズの個体が多かったです。
アカクラゲと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園ではクラゲエリアに展示されています。
小さな水槽ですが個体数が少なく大きな個体が展示されています。
小さな個体も綺麗ですが、大きくなっても迫力があって良いですね!
アカクラゲと大洗水族館
大洗水族館では、深海ゾーンにて展示されています。
深海エリアに展示されていますが、アカクラゲは水深の浅い所にいることが多いです。
ライトアップ等もされていないので、本来の色が見られて観察するのには良いです!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。