札幌円山動物園の総合水鳥舎はペンギンやトキ、ペリカンなどの水鳥が展示されているエリアで、冬期でも展示できるような工夫がなされています。
展示エリアは広いものの展示種類はあまり多くなく、地味な展示エリアですが凝った展示場で展示されています。
総合水鳥舎のペンギン
札幌円山動物園ではフンボルトペンギンのみが飼育されています。

展示場はプールと陸上部があり、直接見ることができる場所と網越しに見ることができる場所があります。

フンボルトペンギンは日本国内で最も多く飼育されているペンギンで、日本国内だけで1,500羽以上が飼育されていると言われています。(野生個体数は減少し続けており、1万羽~約3万羽程度と考えられています。)
同じ道内の動物園である旭山動物園が4種類展示しており、水中トンネルまで備えているのに比べるとペンギンの展示は控えめです。
総合水鳥舎に展示されている鳥達
総合水鳥舎ではペンギンの他にもカモやペリカン、サギの仲間が展示されており、ここからはペンギン以外に展示されている鳥を紹介していきます。
このエリアで展示されている種類はシュバシコウ、アオサギ、ゴイサギ、ショウジョウトキ、アカツクシガモ、タンチョウです。

上の写真はシュバシコウというコウノトリの仲間で、これは日本では見られず、ヨーロッパ~中央アジアに生息しています。

シュバシコウは水場と草木が生い茂った展示場でゴイサギ、アオサギと一緒に展示されています。(上の写真はアオサギです。)

上の写真はショウジョウトキという小型のトキで、南米のマングローブや海岸に生息しています。
鮮やかな朱赤色をしており、展示場内でも非常に目立ちます。(同じ展示場内にはアカツクシガモという綺麗な見た目のカモが展示されています。)

上の写真はタンチョウで、展示場内に1羽だけ展示されていました。
タンチョウは日本人が一般的に想像するツルの見た目をしており、日本には冬に北海道東部で繁殖するために飛来します。
頭頂部が赤色をしているため、訪れた際に見てみてください。
草木やプールなど自然に近いような展示場で展示されているためか展示されている鳥達は活発に活動しており、羽ばたいたり嘴を広げる姿を見ることができました。
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