登別マリンパークニクスには「陸族館」と呼ばれる爬虫類・両生類が展示されているエリアがあります。
陸族館という名前ですが、水中で生活している種類も多く見る事ができます。
同じ北海道内の札幌円山動物園と比べると展示種類数は多くありませんが、珍しい種類も多く展示されています。
陸族館について
登別マリンパークニクスの陸族館はイルカプールの対面に位置しています。
上のようなオシャレな建物が「陸族館」です。
扉から見えるように中はやや暗くなっている場所があるので、注意が必要です。
上の画像のように、基本的に館内は明るいです。
壁に水槽が埋め込んであるタイプが多く、右側のようにラックに飼育ケースが設置されている場合もあります。
上のように大型のケースが並ぶ場所もあります。
私が訪れたの平日だったためか、全体的に人は少なかったですが、特に人が少ないエリアでした。(対面側にイルカプールがあるため、イルカショーの時間帯は特に人がいません。)
陸族館という名前ですが、陸上で生活している種類だけではなく、水中で生活している生物も展示されています。
ニュースにあることもあるワニガメも展示されています。
隣ではカミツキガメ(こちらもニュースになる事があります。)が展示されていますが、ワニガメの大きさは2周りは大きいです!
水中生物を展示しているケースはガラスが綺麗な水槽が多く、観察しやすい展示となっています。(ワニガメはあまり動きませんが)
ブエブラミルクヘビというカラフルなヘビで、いかにも毒を持っていそうな見た目ですが、毒は持っていません。
上のように陸上で生活している種類の展示ケースのガラス面は汚れている事もありましたです。(他の施設でも同じなので、ある程度は仕方ない事です)
上の万歳をしたような格好をしているのはヒラタピパと呼ばれるぺったんこな体型をしたピパ科のカエルです。
コモリガエルという名称で呼ばれる事も多く、メスは背中に卵を埋め込み、孵化した後も皮膚の中で成長します。
オタマジャクシが変態してカエルの姿になるとメスの背中から這い出てきます。(調べると出てきますが、かなりグロイので閲覧注意です。)
登別マリンパークニクスでは繁殖に成功しているようです。
他にも様々な生きものが展示されており、全部で30種類前後を見ることができます。
この中でもオススメの展示種類を記事の下の方で紹介しています。
カメハウスについて
陸族館から少し離れた場所に「カメハウス」があります。(地図ではカメ展示場などと記載されています。)
ここではアカアシガメ、インドホシガメを展示していました。
飼育されている個体は密輸された個体を引き取った個体もいるようです。
特にインドホシガメはペットとして人気の高いカメで密輸が絶えない種類で、登別マリンパークニクスでは、これまで20頭以上を受け入れています。(密輸個体を野生に返せないのは、亜種・地域間の交雑を避けるため)
多くの個体が飼育されており、私が訪れた際はエサ皿に入った野菜を一心不乱に食べていました。
ただし、上の画像から分かるように分厚いガラスである事・野外に設置されている事から反射しやすいため、ちょっと観察しにくいです。
陸族館に展示されているオススメの生物たち
ここからは個人的にオススメの展示生物を紹介します!
・オオアナコンダ
陸族館内で最も大きなヘビがオオアナコンダです。
オオアナコンダは最大で9m以上にまで成長すると言われている巨大なヘビで、世界最大種とも言われています。
体が大きく重く、陸上では俊敏に動くことができないため、上の画像のように水中に潜んでいる事が多いです。
水を飲みに来た獲物を待ち伏せて捕え、大きく力強い身体で締め付けて殺してから捕食します。
分かりにくいですが、顔を水面から出して呼吸中
あまり動くことはありませんが、定期的に水面から顔をだして呼吸するので時間があれば、ゆっくり観察してみてください。
・ミナミインドハコスッポン
ミナミインドハコスッポンは展示している施設が少ないスッポンの仲間です。
展示している施設が少ない種類で、特徴的な甲羅をしているスッポンの仲間です。(ミナミインドハコスッポンとは亜種関係にあります。)
現地では食用として食べられる事もあるようです。
・イワヤマプレートトカゲ
イワヤマプレートトカゲはJAZA加入の施設のうち、登別ニクスでのみ展示されている種類です。
太短い体格をしているトカゲで、大きく丈夫な鱗で覆われています。
乾燥している地域に分布しており、意外にも植物傾向の強い雑食で、花や果実などを主食としているようです。
ここまで
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