今回紹介するのは円山動物園のアジアゾーンで、アジアゾーンは熱帯雨林館・高山館・寒帯館の3つの施設から形成されています。
このエリアはレッサーパンダやコツメカワウソ、ユキヒョウなど人気の高い動物が展示されているエリアです。(施設の建設が最近のため、観察しやすい作りになっています。)
アジアゾーンの熱帯雨林館
はじめにアジアゾーンを形成している施設の1つ、熱帯雨林館を紹介します。(屋内と屋外に動物が展示されています。)
熱帯雨林館の入り口は上のようになっており、施設内にはアジアアロワナ、コツメカワウソ、シロテテナガザル、クロザルが展示されています。
水槽の中に大型のアロワナが多数展示されている水槽があり、迫力がありました。(動物園ですが、水族館でもあまり見られないような立派なアロワナ達でした)
比較的新しく建設された施設で、ガラスも綺麗で大きな鱗を持つアロワナを近くで観察できるオススメの展示です。
水族館・動物園でも非常に人気の高いコツメカワウソも展示されており、2頭が展示されていました。
展示場はガラス越しに見る事ができるので観察しやすい作りとなっています。
シロテテナガザルとクロザルも屋内から見ることができますが、この2種類は野外からも観察する事ができます。(左側がシロテテナガザルの展示場、右側がクロザル)
特にシロテテナガザルは長い手足を使って展示場内にある障害物をアクロバティックに飛び移る姿も観察することができるオススメの動物です。
上の写真はシシオザルという種類のサルで、この種類は屋外の展示場で展示されています。
尾がライオンのように房状になっているのが名前の由来で、顔の周りにタテガミ状の毛がある特徴的な見た目をしています。
紹介していませんが、マレーグマ、オリイオオコウモリ、カンムリシロムクも展示されています。
アジアゾーンの高山館
アジアゾーンの高山館は名前の通り標高の高い環境に生息してる動物を展示した場所で、シセンレッサーパンダとヒマラヤグマを展示しています。
レッサーパンダは屋内と屋外から観察することができますが、個人的には屋外から観察するのがオススメです。
上の写真のように檻越しではなく、直接観察することができる作りになっており、展示場は大きく、木が多く植えられているため、木に登っている姿を見ることができます。(木に登っていると人間の目線くらいの高さになるので観察しやすいです。)
レッサーパンダは動物園で人気の動物で、水族館でも飼育している施設があるほどです。(世界で飼育されているシセンレッサーパンダのうち、約7割が日本で飼育されていると言われています。)
標高1,500~4,800mの森林や竹林に生息しており、高い標高に生息している動物です。
レッサーパンダが地面にいる場合は人間の目線よりも下にいるので上目遣いのレッサーパンダを近くで見る事ができるかもしれません。
レッサーパンダの他にヒマラヤグマという他の施設ではあまり展示されていない珍しい種類のクマが展示されています。
日本に生息しているニホンツキノワグマとは亜種関係にあり、日本のツキノワグマと同じように胸部に三日月型の白色の斑紋があります。
アジアゾーンの寒帯館
最後に紹介するのは寒帯館という寒い環境に生息している種類を展示している施設です。
アムールトラとユキヒョウが展示されていましたが、2021年1月に飼育されていたアムールトラが亡くなったため、2021年8月時点ではユキヒョウのみの展示となっています。
ユキヒョウは屋内と屋外ともにガラス越しに見ることができますが、屋内から見る方が観察しやすいのでオススメです。
ユキヒョウには夏毛と冬毛があり、冬毛の方が体毛が長くなり、モフモフとした見た目になるのでオススメです。
展示場内には木や木で作られた遊具があり、木の上にいる姿も見ることができるかもしれません。
2021年8月時点では展示されていませんが、非常に観察しやすい展示場があります。(2020年9月撮影時点のもの)
この展示場も屋内と屋外から観察する事ができ、屋内では上の写真のように至近距離で観察することができる事もあります。
左側の写真のように屋外も全面ガラス張りになっており、自然を再現したような展示場内を歩くアムールトラを観察する事ができる作りになっていました。
執筆時点では展示されていませんが、観察しやすくオススメの展示場です。
アジアゾーンは隣のアフリカゾーンと並び、面積も広く展示種類も多いエリアで、施設の完成も比較的最近なのでモダンな展示場で非常に観察しやすいのが特徴です。
人気の高い種類が多く展示されており、生態を観察しやすいような作りになっているので、長時間観察しても楽しめるような展示となってます。
ここまで
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