旭山動物園の かば館・きりん舎は名前の通り、カバとキリンを展示しているエリアです。(それぞれ、カバとキリン以外の生物も展示されています。)
陸上哺乳類の中でもトップクラスの体重をしたカバ(4位)とキリン(6位)が隣接したエリアで展示されており、展示方法も工夫されたオススメの展示エリアです。
旭山動物園の かば館について!
旭山動物園は3頭のカバを展示しており、屋外と屋内の展示場があります。
カバ以外にはダチョウやイボイノシシ、両生類等が展示されています。
カバ館の入り口前には屋外の展示場があり、屋外のプールではオスの個体が展示されています。
展示場の前には「フンに注意」という看板があり、予兆があれば警備員さんがお客さんに注意を促していました。
これはカバが「撒き糞」という糞尿をまき散らして自分の匂いをマーキングする習性があるためです。
館内には2頭のカバが展示されており、親子関係にあります。(2020年1月出産された子供と母親) 2020年には27年ぶりにカバの繁殖・成長に成功しています。
館内はかなり暗いですが、カバに関する資料も多く掲示されています。
館内は1階と地下に分かれており、1階は水面や陸上にいるカバを見ることができ、地下にはカバの水中部分、キリン舎の地上部分と両生類、ダチョウ・イボイノシシの屋内展示場があります。
カバ館の地下には左側のようなキリン舎観察テラスがあり、ガラス1枚越しにキリンの地上部分から見ることができます。
ベンチも多く用意されているので、ゆっくりとキリンを見る事ができます。
上の写真は観察テラスをキリン舎の陸上部から見た写真で、運が良いとキリンがテラス傍まで寄ってきてくれる事もあります。
カバ館内のプールは水深3mもあり、水中に潜っているカバを観察する事ができるようになっています。
水面ではゆっくりと泳ぐ事が多いですが、水中では俊敏に動き回る姿を見ることができました。
一部天井が透明になっている部分もあり、下からカバを見ることができる事もあります。
カバ館内にダチョウ・イボイノシシの屋内展示場もあります。 ダチョウ・イボイノシシは屋外にも展示場があり、屋外に居る事もあります。
旭山動物園のきりん舎について!
旭山動物園では3頭のキリンを飼育しています。(2020年12月に子供が誕生しています。)
私が訪れたのが2020年9月だったので、子供は誕生する前です。
展示場は上のように変わった形をしており、キリンの目線と同じくらいの高さから見ることができる作りになっています。(先ほど紹介したカバ館の観察テラスからはキリンの足元の高さからガラス越しに見ることができます。)
キリンとの距離が近く、ケージ越しではない非常にオススメの展示となっています。
上の写真のように舌を伸ばしている姿を頻繁に見ることができました。
キリンは長い舌を持っており、棘のある植物も長い舌を器用に使って選り分けながら食べることができます。
あまり詳しく見る機会のない顔を近くで見ることができ、頭部にある角も観察しやすいです。
キリンと同じ展示場内にはモモイロペリカンも展示されています。 展示場の真ん中を堂々と歩いている事もあるので探してみてください。
カバもキリンも多くの動物園で展示されている動物で、動物園を多く訪れている方には見慣れている動物達ですが、他の動物園とは違った視点で観察ができる展示方法になっています。
特にキリンの足元の視点から見られる機会は貴重で、訪れた際はキリンが近くに来るまでじっくり待つ価値があると思います。
ここまで
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