今回紹介するのは旭山動物園の正門近くにある「ととりの村」という展示エリアで、展示エリア全体が網で囲われており、人間が水鳥達が暮らす展示場内の道を歩くことができる作りになっています。

展示場内ではハクチョウやカモが展示されており、網越しではなく直接観察することができます。
旭山動物園のととりの村の水鳥の紹介
ととりの村では水鳥が展示されている展示場内に人間が入ることができる作りになっています。

エリア内には大きな池があり、多くの水鳥達が水面を泳いでいます。(陸上で休んでいる個体も多いです。)
初夏には子連れのカモ達を見ることができるようです。
展示されている水鳥は オオハクチョウ、コクチョウ、インドガン、カルガモ、ハクガン、ヒシクイ、マガモです。
カモは夏羽と冬羽で見た目が変わりますが、ととりの村は冬期開園期間には展示が中止されます。

多くの水鳥達が展示されているため、飛び立とうとする姿も多く見ることができます。

コクチョウとは黒色の外見をしたハクチョウの仲間で、オーストラリアの固有種です。
しかし、日本にも移入されており、茨城県の千波湖が主な繁殖地で、茨城県、宮崎県で繁殖例があります。
コクチョウの他にもオオハクチョウという白色のハクチョウも展示されていますが、コチラはコクチョウやカモが一緒に展示されているのに対して、隔離して飼育されていました。
ととりの村内のフラミンゴ達について
水鳥達が展示されている池を抜けるとフラミンゴが展示されているエリアがあります。

フラミンゴの展示場は陸上と池の部分に分かれており、私が訪れた際は多くの個体が顔を体に埋めて眠っていました。
展示されているのはヨーロッパフラミンゴ、チリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴの3種類です。(展示場の前にそれぞれを見分ける方法について掲示されているので、是非見てみてください。)
個人的には名前の通り、紅色の見た目をしたベニイロフラミンゴが好きです。

チリーフラミンゴは南米、ヨーロッパフラミンゴはヨーロッパ、ベニイロフラミンゴは中米等と生息地の異なるフラミンゴを見ることができ、ケージ越しではなく直接フラミンゴを見ることができます。(距離感も近いのでオススメです。)

フラミンゴの嘴は他の鳥類とは異なるユニークな形をしていますが、これは干潟や浅瀬で足を使って底をかき混ぜ、水を泥ごと吸い込みます。 嘴の縁にはくし状の構造があり、これで藻や甲殻類などを濾しとって食べています。
羽の色がピンク色や紅色なのはエビなどの甲殻類の成分の影響だと言われています。
ここまで
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