おたる水族館では、ベーリング海・オホーツク海に生息している魚を展示した大型のドーナツ型水槽が設置されています。
北海道らしい魚が展示されている水槽で、展示種類数も豊富です。
上のような大きなガラスが張られており、360度ぐるっと見渡す事ができます。
目次
おたる水族館のドーナツ型水槽について
おたる水族館のドーナツ水槽は360度見渡すことができる作りになっており、そのうち、ガラス面の前まで行くことができる場所は半分くらいです。
カレイ、サケ、カジカなどの北の海に生息している魚を中心に展示している水槽です。(水量は325tです。)
大きなガラスで、照明も明るいので展示されている魚を観察しやすい水槽となっています。
サメのような大型の魚は展示されていませんが、世界最大のカレイの仲間オヒョウや、大きく成長したサケ類、オオカミウオなどが目立ちます。
ガラスのすぐ傍に凸があり、カジカやアイナメが居る事が多く、ガラス越しに至近距離で見ることができます。
展示されている種類について
ドーナツ型水槽では20種類以上の魚が展示されていますが、カレイやカジカなどの見た目での判断が難しい種類も多く展示されているようです。
分かりやすい種類としては、サクラマス、アメマス、ニジマス、オショロコマ、メガネカスベ、オヒョウ、オオクチイシナギ、オオカミウオなどがいます。
この他にカジカの仲間はトゲカジカ、ギスカジカ、シモフリカジカ、オクカジカ、カレイの仲間はマガレイ、ヌマガレイ、ババガレイなど外見が似ている種類も展示されているので、良かったら見比べてみてください。(カジカの仲間は特にそっくりさんです。)
個人的な見どころポイント
ここからはドーナツ型水槽に展示されている魚のうち、個人的にオススメしたい魚を紹介していきます。
・世界最大のカレイ(オヒョウ)
おたる水族館はJAZA(日本動物園水族館協会)加入の施設のうち、唯一オヒョウを展示している施設です。
展示している1匹や2匹ではなく、多くの個体を展示しているのが特徴です。
最大で体長3m以上に成長する種類で、カレイとは思えないほど肉厚です。
カレイと聞けば、海底で砂に擬態している姿をイメージされる方が多いと思いますが、おたる水族館のドーナツ型水槽で展示されているオヒョウを含むカレイの仲間は活発に泳いでいます。
こんな感じで、水槽内を活発に泳ぐオヒョウたちを見ることができます。
オヒョウは他のカレイと比べると尾鰭が大きく、カレイの中では高い遊泳力を有しています。
是非、ドーナツ型水槽で生き生きと泳ぐオヒョウを観察してみて下さい!
・死んでる!?寝そべるオオカミウオ
オオカミのような顔をしているのが名前の由来になっているオオカミウオも多く展示されています。
ユニークな見た目から飼育している水族館も多い種類ですが、おたる水族館では大きな水槽の中で泳ぎ回る姿も見ることができます。
このオオカミウオですが、眠る際に地面で仰向けや横向けになって眠ることがあるようです。(死んでいるのかびっくりしてしまいました)
特徴的な見た目から本州の水族館でも飼育される事が多いオオカミウオですが、このような大きな水槽で展示されている事はありません。
おたる水族館を訪れた際にはオオカミウオを観察してみて下さい。(オオカミウオの他にも底部に居る種類も)
・様々なサケ達
ドーナツ型水槽の上層〜中層あたりを賑やかしているのはサケの仲間たちです!
この水槽では、サクラマス、アメマス、オショロコマ、ニジマスの4種類を展示しており、大きく成長した個体を見ることができます。
特にオススメなのがアメマスです。
上のようにスチールヘッドと呼ばれる鼻が曲がったような個体も展示されており、照明を反射してキラキラと輝いていました!
オショロコマは展示されている他の種類と比べると小型の種類ですが、とてもきれいな見た目をしている種類です。(北の魚エリアでも展示されており、そちらの方が観察しやすいと思います。)
おたる水族館のドーナツ型水槽について紹介していきましたが、大きな水槽で展示種類も多いため長時間見ていても飽きない水槽でした。
水槽が大きく、環境が良いのかオオカミウオやカレイなども活発に泳ぐ姿を見る事ができる水槽で、館内でもオススメの水槽となっています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。