パラオオウムガイはパラオ諸島周辺の固有種で、現存しているオウムガイの5種のうちの1種類です。
オウムガイの中でも大型の種類で殻の大きさは20cm程度にもなります。
パラオオウムガイについて!
パラオオウムガイは殻の大きさが20cm程度にまで成長するオウムガイ目オウムガイ科Nautilus属のオウムガイです。
オウムガイの仲間としては最大クラスの種類です。
パラオオウムガイは白色の殻に放射状の茶色の模様があります。
あまり動かなさそうな見た目をしていますが、時間帯により水深を変える事で知られています。
食性は肉食で魚の死骸などを捕食しています。
和名 | パラオオウムガイ |
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学名 | Nautilus belauensis |
英名 | Palau nautilus |
目 | オウムガイ目(Nautilida) |
科 | オウムガイ科(Nautilidae) |
属 | Nautilus属(Nautilus) |
分布 |
パラオ諸島周辺の固有種 |
生息環境 | 深場 |
パラオオウムガイはパラオ周辺の固有種で、50~600mに生息しています。
浅場と深場を移動しており、日中は深場にいますが、日没後に浮上して餌を探します。
水温9.4℃~16.6℃の範囲を好みますが、30℃を超える環境でも数日間生存することができるようです。
死んだ魚を食べる事から、鶏肉などにも寄ってくるようです。
寿命は意外と長く、20年以上生きる個体もいます。
パラオオウムガイを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
パラオオウムガイを展示しているJAZA加入の施設は記載されていません。
鳥羽水族館で展示されているのを確認しました。(2020年10月時点)
パラオオウムガイと鳥羽水族館
鳥羽水族館では古代の海エリアにてパラオオウムガイを展示しています。
この水槽では複数のパラオオウムガイを展示していますが、上のように横向きになっている事が多く正面から見ることはできませんでした…
隣にはオオベソオウムガイというオウムガイの仲間が展示されており、こちらも国内では鳥羽水族館でしか見られません。(オオベソオウムガイはニューカレドニア付近に生息しています。)
ここまで
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