ナンキョクオキアミは南極大陸周辺に生息しているオキアミの仲間で、日本では釣り餌などに利用されています。
地球上で最も個体数が多い種類だと言われています。
南極付近のペンギン、アザラシなどの食生活を支える重要な生きものです。
国内では名古屋港水族館でのみ展示されています。
ナンキョクオキアミについて!
ナンキョクオキアミは体長5cm程度にまで成長するオキアミ目オキアミ科オキアミ属の甲殻類の仲間です。
ナンキョクオキアミ達#ナンキョクオキアミ pic.twitter.com/mBzoiI7qGa
— 五和@動物系ブログ運営中 (@BfngVpdKPA11in5) 2021年1月28日
ナンキョクオキアミはエビのような見た目をしており、頭部が大きく、腹肢を動かしながら泳ぎます。
食性は肉食で植物プランクトンを捕食しています。
胸脚を使った濾過摂食によって、他の同じくらいの大きさの生き物が利用できないような、小さな植物プランクトンを捕食することができます。
和名 | ナンキョクオキアミ |
---|---|
学名 | Euphausia superba |
英名 | Antarctic krill |
目 | オキアミ目(Euphausiacea) |
科 | オキアミ科(Euphausiidae) |
属 | オキアミ属(Euphausia) |
分布 |
南極大陸周辺 |
生息環境 | 表層 |
ナンキョクオキアミ南極半島を中心に南氷洋全域に生息しています。
ナンキョクオキアミは巨大な群れを作って群栄しており、南極付近に生息している生き物の食生活を支えています。(ペンギンやアザラシ、クジラ、イカなどに捕食されています。)
メスは一回の産卵で6,000~10,000個の卵を産卵します。
釣り餌として日本でも多く利用されており、南極までオキアミを漁獲しに行っているようです。
サビキ釣りなどの撒餌さに使われるのはアミエビと呼ばれる日本近海でも見らえるエビで、また別種です。
オキアミは人間が食べる事もでき、かき揚げなどにして食べられるようです。
ナンキョクオキアミを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ナンキョクオキアミを展示しているJAZA加入の施設は名古屋港水族館のみとなっています。
ナンキョクオキアミと名古屋港水族館
名古屋港水族館では南国の海エリアにてナンキョクオキアミを展示しています。
名古屋港水族館では上のように暗い水槽の中でナンキョクオキアミを展示しており、活発に泳ぎ回る姿を見ることができます。
このエリアではナンキョクオキアミの他にイエローベリーロックコッド、ショウワギスという南極に生息している魚を展示しています。
ナンキョクオキアミを展示している施設は名古屋港水族館のみとなっているため、訪れた際は是非観察してみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。