パープルストライプドジェリーはアメリカのカルフォニア州モントレー湾の沖合で見られるヤナギクラゲ属のクラゲです。
成長につれて模様が変化し、名前の由来の紫色のストライプは大きく成長した個体に見られる特徴のようです。
目次
パープルストライプドジェリーについて!
パープルストライプドジェリーは傘の直径が70cm程度にまで成長する旗口クラゲ目オキクラゲ科ヤナギクラゲ属のクラゲです。
パープルストライプドジェリーは口腕が赤紫色、触手は薄い紫色をしています。(成長過程により色濃淡が変わるようです。)
傘の部分を正面から撮影すると上の画像のようになります。
傘に模様が少ないヤナギクラゲ属も多いですが、本種は派手な放射状の模様があります。
更に成長すると傘に紫色の模様が表れるようです。
上の2枚よりも小型の個体ですが、全体的に薄紫?薄ピンク?のような色をしています。
この段階でも触手は紫色をしています。
食性は肉食で魚類や動物プランクトン等を捕食しています。
和名 | パープルストライプドジェリー |
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学名 | Chrysaora colorata |
英名 | purple-striped jelly |
目 | 旗口クラゲ目(Semaeostomeae) |
科 | オキクラゲ科(Pelagiidae) |
属 | ヤナギクラゲ属(Chrysaora) |
分布 | カリフォルニア州モントレー湾 |
生息環境 | 岩礁 |
パープルストライプドジェリーはアメリカのカリフォルニア州モントレー湾沖合で見られます。
他のヤナギクラゲ属の種類と同じように毒を持っています。
小さなイチョウガニと共生することがあり、イチョウガニはクラゲにつく寄生虫を捕食するようです。
毒を持っていますが、カメに食べられることもあるようです。
あまり詳細な生態が分かっていない種類のようです。
パープルストライプドジェリーを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
パープルストライプドジェリーを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
パープルストライプドジェリーと鴨川シーワールド
鴨川シーワールドではクラゲライフにてパープルストライプドジェリーを展示しています。(2020年11月時点)
鴨川シーワールドでは大型の個体が多く展示されており、クラゲライフの中でも迫力のある水槽の1つです。
大きな個体が展示されていますが、名前の由来にもなっている模様が傘に出ている個体はいませんでした… それでも紫っぽさは全身で表現しているので非常にオススメの展示です!
鴨川シーワールドでは10種類程度のクラゲが展示されており、サムクラゲ、アメリカヤナギクラゲ(=パシフィックシーネットル)など大型の種類が展示されており、アカクラゲやタコクラゲも大型の個体が展示されていました。
パープルストライプドジェリーと新江ノ島水族館
新江ノ島水族館ではクラゲサイエンスにてパープルストライプドジェリーを展示しています。
鴨川シーワールドに比べると小型の個体ですが、全体的に薄紫色をしている個体が展示されていました。
新江ノ島水族館ではクラゲの展示が充実した水族館で、関東圏では展示種類だけで考えると断トツで多く、クラゲが好きな方にはオススメの施設です。
パープルストライプドジェリーを展示している施設の一覧
パープルストライプドジェリーを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
加茂水族館 | 鴨川シーワールド |
JAZA加入の施設ではありませんが、新江ノ島水族館でも展示されていました。(2020年11月時点)
ヤナギクラゲ属の中でも展示施設が少ない種類です。
ヤナギクラゲ属のクラゲはフリル状の派手な口腕と長い触手を持つ大型で美しい種類が多く、よく観察すると種類ごとに模様や色に違いがあるのでお気に入りの種類を探すのも面白いと思います。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。