サメガレイは体表がサメのようにザラザラとしている事が名前の由来になっています。
深場に生息している事もあってか、展示している施設は少ないです。
サメガレイについて!
サメガレイは体長70cm程度にまで成長するカレイ目カレイ科サメガレイ属の魚です。
サメガレイはやや丸みを帯びた体型をしており、体表はぬめりがあります。
表面がサメのようにザラザラとしているのが名前の由来です。(イボ状の棘のある鱗が点在するため)
灰褐色や茶褐色の体色をしており、裏面はブヨブヨとしています。
ボウズギンポとサメガレイの食事シーン#ボウズギンポ #サメガレイ pic.twitter.com/RrpIIwWBXi
— 五和@動物系ブログ運営中 (@BfngVpdKPA11in5) 2020年12月22日
食性は肉食で軟体動物や甲殻類等を捕食しています。
和名 | サメガレイ |
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学名 | Clidoderma asperrimum |
英名 | Roughscale sole |
目 | カレイ目(Pleuronectiformes) |
科 | カレイ科(Pleuronectidae) |
属 | サメガレイ属(Clidoderma) |
分布 |
太平洋 |
生息環境 | 砂泥底 |
サメガレイは北部太平洋に生息しており、国内では北海道沿岸、青森~九州の日本海側、青森~千葉の太平洋沿岸などで見られます。
水深400~600mで多く見られますが、水深2,000m近い場所でも見つかった記録があります。(数十mの浅場で見られる事もあります。)
底引き網などで漁獲され、食用としても利用されています。
美味しい魚と言われており、煮つけなどで食べられています。(皮を剥がして売られる事が多いため、「ムキガレイ」「ハダカガレイ」の名称で売られることもあります。)
表面にぬめりがあるため、以前は安価で流通していましたが、現在では下処理がしっかり行われることで価値が上がっているようです。
サメガレイを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
サメガレイを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
サメガレイと市立室蘭水族館
市立室蘭水族館では本館内の水槽でサメガレイを展示しています。
市立室蘭水族館で展示されているサメガレイは小さな個体ですが、展示数は多いです。
同じ水槽ではボウズギンポとエゾニチリンヒトデが展示されており、私が訪れた際は餌を食べるシーンも見ることができました。
サメガレイを展示している施設の一覧
サメガレイを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
小樽水族館 | 男鹿水族館 | 福島海洋科学館 |
JAZA加入の施設ではありませんが、市立室蘭水族館で展示されているのを確認しました。(2020年9月時点)
日本沿岸に広く生息している魚ですが、生息している水深が広いためか展示している施設は少ないです。
ここまで
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