ケラマハナダイは観賞魚として流通することがあるナガハナダイの仲間ですが、他のナガハナダイ属の魚と比べるとやや地味目な見た目をしています。
ケラマハナダイについて!
ケラマハナダイは10cm程度に成長するスズキ目ハタ科ナガハナダイ属の魚です。
上の写真はオスの個体で背鰭の中央部より前方に濃ゆい赤色の模様があります。
メスはアカオビハナダイと酷似しており、側線下方横列鱗数がアカオビハナダイは16~17本、ケラマハナダイは18~19本となっています。
オスは見た目が全然違うので簡単に見分けられます。(アカオビハナダイの方が各鰭が伸長し、体側の中央部分付近に赤色の斑紋が表れます。)
食性は肉食で動物プランクトンや小型の甲殻類を捕食しています。
和名 | ケラマハナダイ |
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学名 | Pseudanthias hypselosoma |
英名 | Stocky anthias |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ハタ科(Serranidae) |
属 | ナガハナダイ属(Pseudanthias) |
分布 |
インド洋~西部太平洋 |
生息環境 | 岩礁、サンゴ礁 |
ケラマハナダイはインド洋~西部太平洋に生息しており、国内では相模湾以南のサンゴ礁、岩礁で見ることができます。
他のハナダイと同じようにメス⇒オスへと性転換を行い、群れで一番大きなメスがオスへと性転換します。
他のナガハナダイと同じく観賞魚として流通することがあります。
丈夫な魚で初心者にも飼育しやすい魚とされています。
ケラマハナダイを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ケラマハナダイを展示しているJAZA加入の施設は16ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ケラマハナダイとマリンワールド海の中道
マリンワールド海の中道では奄美のサンゴ礁エリアのイセエビなどが展示されている水槽の中で展示されています。
この水槽ではケラマハナダイが群れで展示さており、メスの個体も展示されています。
ケラマハナダイと以前同一種とされていたアカオビナガハナダイも展示(九州の近海エリアにて展示)している水族館なので是非見比べてみてください。
暗い水槽ですが、派手すぎないため落ち着く水槽になっています。
ケラマハナダイを展示している水族館の一覧
ケラマハナダイを展示しているJAZA加入の施設は16ヵ所です。
福島海洋科学館 | 鴨川シーワールド | アクアパーク品川 |
八景島シーパラダイス | 寺泊水族博物館 | 東海大海洋博物館 |
のとじま水族館 | 名古屋港水族館 | 鳥羽水族館 |
大阪海遊館 | 城崎マリンワールド | しまね海洋館 |
玉野海洋博物館 | 宮島水族館 | 海の中道水族館 |
かごしま水族館 |
関東以北では少ないですが、全国各地で展示している施設があります。
アカオビハナダイよりは展示されている施設が多い種類です。
ここまで
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