ツバサハゼは名前の由来になっている翼のように大きな胸鰭を持つハゼの仲間です。
日本国内では奄美大島、沖縄本島などで見られます。
ツバサハゼについて!
ツバサハゼは体長25cm程度にまで成長するスズキ目ツバサハゼ科ツバサハゼ属の魚です。
ツバサハゼ属は2種類が確認されており、もう1種はニューカレドニアに分布しています。
ツバサハゼは名前の由来となっている大きな胸鰭が特徴で、ハゼの仲間の中では大きな脳みそを持つ魚です。
ハゼの仲間の中では原始的な種類とされています。
裏側は上の写真のようになっており、腹鰭は左右に分かれて扇状になっています。
食性は雑食で主食は藻類で、その他に水生昆虫を捕食しています。
和名 | ツバサハゼ |
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学名 | Rhyacichthys aspro |
英名 | Loach goby |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ツバサハゼ科(Rhyacichthyidae) |
属 | ツバサハゼ属(Rhyacichthys) |
分布 | アジア、オセアニア |
生息環境 | 渓流、河川、海(稚魚) |
ツバサハゼはインドネシア、フィリピン、ニューギニア、ソロモン諸島、台湾、日本に分布しています。
国内では屋久島、奄美大島、沖縄本島、石垣島、西表島に生息しています。
稚魚は海に降り、成長した個体が川にを遡上して成魚は渓流域に生息しています。
開発環境の開発や乱獲などが原因で国内の生息数は減少しており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
ツバサハゼを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ツバサハゼを展示しているJAZA加入の施設は記載されていません。
新江ノ島水族館で展示されているのを確認しました。(2020年11月時点)
ツバサハゼと新江ノ島水族館
新江ノ島水族館では皇室ご一家の生物学ご研究エリアにてツバサハゼを展示しています。
新江ノ島水族館では流木でレイアウトされた水槽の中でツバサハゼを展示しており、流木に付着するようにしているツバサハゼを見ることができます。
この水槽ではツバサハゼの他にタナゴモドキが展示されています。
新江ノ島水族館は国内でツバサハゼを展示している唯一?の水族館となっています。
ここまで
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