オグロオトメエイはアカエイ科オトメエイ属のエイで、日本では沖縄や小笠原諸島など南方で見られます。
展示している水族館は少ないですが、「アクアパーク品川」、「大阪海遊館」、「美ら海水族館」という入場者が多い施設で展示されています。
オグロオトメエイについて!
オグロオトメエイは体盤の幅が1m以上に成長するトビエイ目アカエイ科オトメエイ属の魚です。
オグロオトメエイは薄茶色~褐色の体色をしており、名前の通り尾は黒色になっています。
背面には模様が一切なく、目の近くに噴水孔があります。
エイの中でも表面が滑らかな見た目をしており、美肌な感じがします。
裏側は上の写真のようになっており、 鰭の縁を除いて真っ白です。
食性は肉食で甲殻類や貝類を捕食しています。
同じオトメエイ属のオトメエイという種類に似ていますが、オトメエイの尾は白と黒の縞模様になることで見分けることができます。(国内では串本海中公園で飼育されています。)
和名 | オグロオトメエイ |
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学名 | Himantura fai |
英名 | Pink whipray |
目 | トビエイ目(Myliobatiformes) |
科 | アカエイ科(Dasyatidae) |
属 | オトメエイ属(Himantura) |
分布 |
インド洋~西部太平洋 |
生息環境 | 河口域、サンゴ礁 |
オグロオトメエイはインド洋~西部太平洋に生息しており、国内では鹿児島の一部や沖縄、小笠原諸島など南方の地域で見られます。
標本による記録は西表島のみとなっているようです。(1995年に西表島で見つかった際にオグロオトメエイと名付けられています。)
オグロオトメエイを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オグロオトメエイを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
オグロオトメエイとアクアパーク品川
アクアパーク品川ではワンダーチューブにてオグロオトメエイを展示しています。
オグロオトメエイはアクアパーク品川のメイン水槽の1つである、大量のエイが多く泳いでいるワンダーチューブにて展示されています。
この水槽ではオグロエイの他に、ナンヨウマンタ、グリーンソーフィッシュ(ノコギリエイ)、ドワーフソーフィッシュ、シノノメサカタザメなど大型のエイも多く展示されており、全部で10種類以上のエイを見る事ができます。
大型のエイが多く展示されている中でオグロオトメエイは目立つ存在ではありませんが、多く展示されているエイの中でも美肌感はNo1なので訪れた際は是非探してみてください。
オグロオトメエイを展示している水族館の一覧
オグロオトメエイを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
アクアパーク品川 | 大阪海遊館 | 美ら海水族館 |
オグロオトメエイを展示している施設は少ないですが、アクアパーク品川、大阪海遊館、美ら海水族館と入場者の多い施設で飼育されています。
オトメエイの仲間ではヒョウモンオトメエイが最も多くの施設で展示されており、8カ所の施設で展示されています。
ここまで
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