トミヨは国内では3グループに分かれていると考えられており、「淡水型」、「汽水型」、「雄物型」と呼ばれています。
トミヨについて!
トミヨは体長5cm程度にまで成長するトゲウオ目トゲウオ科トミヨ属の魚です。
トミヨは細長い身体をしており、第1背鰭が膜で繋がらず棘状になっているのが特徴です。
雄は産卵期に体色が真っ黒になります。
食性は肉食で水中昆虫や甲殻類等を捕食しています。
和名 | トミヨ |
---|---|
学名 | Pungitius sp |
英名 | Amur stickleback |
目 | トゲウオ目(Gasterosteiformes) |
科 | トゲウオ科(Gasterosteidae) |
属 | トミヨ属(Pungitius) |
分布 |
日本、朝鮮半島、ロシア極東部 |
生息環境 | 河川 |
日本でトミヨと呼ばれている種類はまだ、分類がはっきりとしておらず遺伝子的に淡水型は「Pungitius sinensis」の系統であると考えられています。
4~6月が産卵シーズンで、オスは水草等と自分で出す粘液を使って野球ボールよりも小さいくらいの巣を作り、ダンスをしてメスを巣に誘います。
メスが産卵した後もオスが卵・稚魚の世話をします。
国内では「淡水型」、「雄物型」、「汽水型」と3つに分けられており、それぞれ別種類だと考えられています。
今回紹介した写真は全て淡水型のものです。
トミヨを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
トミヨを展示しているJAZA加入の施設は不明です。(種として曖昧なので、JAZAにはほとんど記載されていません。)
トミヨと小樽水族館
小樽水族館では本館内の水槽でトミヨを展示しています。
小樽水族館で展示している個体は非常に警戒心が強く、近くで見ることができませんでした。
小樽水族館は北海道の中でも北海道色が強い水族館で、北の方で見られる魚を多く見ることができます。
トミヨとサンピアザ水族館
サンピアザ水族館では2Fの水槽でトミヨ(淡水型)を展示しています。
この水槽ではトミヨのみを小さな水槽で展示しており、近くで見ることができたため、背中の棘も見ることができました。
サンピアザ水族館は小さな水族館で、人気種を中心にコンパクトな展示となっていますが、北海道らしい魚も多く見ることができます。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。