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水族館魚図鑑-コウライモロコ(Squalidus chankaensis tsuchigae)

コウライモロコは高麗(朝鮮)に生息していることが名前の由来?になっていると思われるコイ科の魚です。

同じスゴモロコ属のイトモロコと非常によく似ており、両種間で交雑することもあります。

 

 

コウライモロコについて!

 コウライモロコは体長10cm程度に成長するコイ目コイ科スゴモロコ属の魚です。

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スゴモロコは体色はくすんだ銀白色で、体側に黒色の斑点が筋になって並んでいます。

スゴモロコと非常によく似ていますが、コウライモロコの方が体高があり、ずんぐりとした体形をしています。

側線鱗数がコウライモロコは37=40、スゴモロコは39~41で脊椎骨数はコウライモロコが36~38、スゴモロコが37~39と重複している部分も多いです。

食性は雑食でプランクトンや水生昆虫、藻類などを捕食しています。

 

和名 コウライモロコ
学名 Squalidus chankaensis tsuchigae
英名  
コイ目(Cypriniformes)
コイ科(Cyprinidae)
スゴモロコ属(Squalidus)
分布

西日本の一部地域、朝鮮半島西岸

生息環境 河川

コウライモロコは濃尾平野、和歌山県の紀ノ川~広島県の芦田川までの本州瀬戸内海側、徳島県の吉野川で見られ、国外では朝鮮半島西岸部にも生息しています。

大きな河川の中流~下流や用水路で見られ、砂底、砂礫底を好みます。

同じスゴモロコ属のスゴモロコとは亜種関係にあると言われますが、2種に明確な違いがないため、分類が確定されていません。

釣りで漁獲されることがあり、甘露煮などで食べられることがあります。

コウライモロコを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

コウライモロコを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

コウライモロコと東山動物園

東山動物園では世界のメダカ館にてコウライモロコを展示しています。

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東山動物園ではアブラハヤと同じ水槽でコウライモロコを展示しています。

世界のメダカ館では世界中のメダカの他に日本淡水魚や世界中のカダヤシ目も展示しています。

コウライモロコを展示している施設の一覧

コウライモロコを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。

東山動物園 京都水族館 須磨水族園
姫路水族館 安佐動物公園 宮島水族館
熊本市動植物園    

スゴモロコ属の中でも展示施設が多い種類で、スゴモロコ属ではイトモロコが最も多くの施設で展示されています。 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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