水族館魚図鑑-キヌバリ(Pterogobius elapoides)

キヌバリは日本各地の沿岸部に住むハゼの仲間で、黄色と黒のストライプ柄が特徴の魚です。

見た目が綺麗な魚なので観賞魚としても流通することがあります。

 

 

キヌバリについて!

キヌバリは15cm程度にまで成長するスズキ目ハゼ科の魚です。

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体の色は黄色で6本~7本の黒色の横縞模様と目の位置に1本の横縞があります。(横縞の本数は日本海側では7本、太平洋側では6本になっているようです。上の個体は東京都の足立区生物園で撮影したものなので、6本 つまり太平洋側で採取された個体だと思われます。)

腹鰭は岩などにくっつくために吸盤となっており、岩場や藻場などで多く見られます。

上の個体はメスの個体で背鰭が長く伸びていないのでオスの個体と見分けることができます。

 

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左側の個体は背鰭が長く伸びているのでオスの個体になっています。

胸鰭が青くなっていますが、婚姻色を発色しているキヌバリは更に美しい青色になります。 

キヌバリは黒い横縞模様が竹製の絹張のように見えることが由来となっています。

 

和名 キヌバリ
学名 Pterogobius elapoides
英名 Serpentine goby
スズキ目(Perciformes)
ハゼ科(Gobioidei)
キヌバリ属(Pterogobius)
分布

西部太平洋

生息環境 岩礁、藻場

国内では北海道以南~九州で見ることができ、日本海側と太平洋側の個体で縞の本数が異なります。

幼魚は群れを作ることが多く、潮だまりでも見られます。

沿岸部の岩礁地帯に多いですが、キス釣りの外道として釣れることもあるようです。

食性は肉食でゴカイや小型の甲殻類を主食としているようです。

一般的には食用として流通しませんが、観賞魚用として流通することがあります。

キヌバリを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

キヌバリはJAZA加入の施設のうち13ヵ所で展示されています。

足立区生物園 鴨川シーワールド 葛西臨海水族園
しながわ水族館 八景島シーパラダイス 新潟市水族館
上越水族博物館 三津シーパラダイス 下田海中水族館
魚津水族館 名古屋港水族館 鳥羽水族館
宮島水族館    

 

キヌバリと足立区生物園

足立区生物園では観察展示室にてキヌバリを展示しています。

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足立区生物園に展示されているキヌバリは大型の個体で迫力があります。

この水槽では黒と黄色の似た模様のカゴカキダイや小さなタツノオトシゴの仲間、サンゴタツが展示されています。 

割と大きな水槽に主にカゴカキダイとキヌバリだけが展示されているのでのんびり観察できる水槽になっています。(地味なのか人も少なく観察しやすいです!)

 

キヌバリと しながわ水族館

しながわ水族館では潮の満ち干と生物水槽にてキヌバリを展示しています。

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水槽の名前から分かるように、岩が多くレイアウトされている水槽で岩の隙間から顔を出しているキヌバリを見つけることができました。

縄張り意識が強いのか、他の魚が近くに寄ると追い払うように追いかけている姿も観察することができました。

岩の隙間に様々な魚が顔を出している面白い水槽になっています。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。