チェリーバルブは観賞魚として一般的に流通している小型のコイの仲間です。
繁殖期のオスは特に真っ赤に染まり、水草の緑色とのコントラストが美しいです。
チェリーバルブについて!
チェリーバルブは5cm程度のコイ目コイ科Puntius属の魚です。
上のように真っ赤になるのはオスの個体のみで、メスの個体は薄い赤系の見た目をしています。
オスもメスも体の中央に黒色の縦帯が入っています。
背鰭や腹鰭を開くと思った以上に大きく発達しているのが分かります。
オスの個体でもコンディションや成長度で色合いが変わっていき、色揚げの難易度が低く飼い込むと綺麗な赤色の発色になると言われています。
和名 | チェリーバルブ |
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学名 | Puntius titteya |
英名 | Cherry barb |
目 | コイ目(Cypriniformes) |
科 | コイ科(Cyprinidae) |
属 | Puntius属(Puntius) |
分布 |
ケラニ川、ニルワラ川(スリランカ) |
生息環境 | 河川 |
チェリーバルブはスリランカのケラニ川、ニルワラ川に生息しています。
現地では1,000m近くの標高の高い場所で見られ、小川などに生息しています。
他の東南アジアの魚と同じように、開発によって生息数を減らしています。
チェリーバルブは水草水槽にも映える鮮やかな赤色で小型種のため、観賞魚としても人気の高い魚です。
丈夫で買いやすい魚のため初心者の方にもオススメの種類です。
人気のある種類のため、通年安定して安価で流通しています。
水槽に発生する小さな貝類やプラナリアなどの小型の水生生物を食べてくれるので、それらの駆除のために飼育されることもあるようです。
繁殖も易しい部類で、ウィローモスなどの上にばら撒くように産卵します。
ただし、繁殖期のオスは綺麗に・他種に対しても狂暴になるので注意が必要です。
チェリーバルブを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
チェリーバルブを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所となっています。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
チェリーバルブと板橋区熱帯環境館
JAZA加入の施設ではありませんが、東京都の板橋区熱帯環境館のミニ水族館にてチェリーバルブを展示しています。
板橋区熱帯環境館では上の写真のように真っ赤に染まったチェリーバルブを見ることができます。
板橋区熱帯環境館では、ヒマンチュラ・チャオプラヤという巨大な淡水エイが有名ですが、小型のコイの仲間の展示も豊富です。
他の施設では見られないような珍しい種類も多いので、興味がある方は是非訪れてみてください。(入館料も安いので行きやすいです!)
チェリーバルブを展示している水族館の一覧
チェリーバルブを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所となっています。
アクアパーク品川 | すみだ水族館 | 寺泊水族博物館 |
南知多ビーチランド | 志摩マリンランド | 伊勢シーパラダイス |
観賞魚としては一般的に流通している種類ですが飼育している施設は少なめです。
小型の熱帯魚を展示している施設が少ないのが原因だと思われます。
JAZA加入の施設以外では、東京都の板橋区熱帯環境館で展示されていました。
ここまで
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