アヤメエビスはイットウダイ属の魚の中で最も多くの施設で展示されている魚です。(JAZA加入の施設のみカウント時)
目次
アヤメエビスについて!
アヤメエビスは体長25cm程度にまで成長するキンメダイ目イットウダイ科イットウダイ属の魚です。
アヤメエビスは赤色の体色をしており、体側には白色の縦帯が入ります。
この白色の帯は他の多くのイットウダイ属の魚よりも太く明瞭です。
背鰭の後端の基部に黒色の斑点があります。
他のイットウダイと同じように大きな目をしています。
他のイットウダイ属と似ていますが、側線有孔鱗数が34~37枚となることで他の魚と見分けることができます。
食性は肉食で甲殻類や魚類を捕食しています。
和名 | アヤメエビス |
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学名 | Sargocentron rubrum |
英名 | Redcoat |
目 | キンメダイ目(Beryciformes) |
科 | イットウダイ科(Holocentridae) |
属 | イットウダイ属(Sargocentron) |
分布 |
インド洋~西部太平洋 |
生息環境 |
岩礁、サンゴ礁 |
アヤメエビスはインド洋~西部太平洋に生息しており、国内で相模湾以南の太平洋側、琉球列島などで見られます。
夜行性で日中は岩陰に隠れている事が多い魚で、小さな群れを作ることがあります。
調理が面倒なのもあり、食材としての評価は高くありませんが食用として利用されることがあります。
味は良いようで塩焼きや刺身、煮付けなどで調理されます。
アヤメエビスを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アヤメエビスを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
アヤメエビスとサンピアザ水族館
サンピアザ水族館では1階の水槽にてアヤメエビスを展示しています。
アヤメエビスを展示している水槽では他にヒトヅラハリセンボン、ハナミノカサゴ、アラビアンカーペットシャークを展示しています。
アラビアンカーペットシャークはほとんど動かないサメですが、サンピアザ水族館の他には大洗水族館でしか展示されていません。
アヤメエビスを展示している水槽にしては明るいので観察しやすいです。
アヤメエビスと鳥羽水族館
鳥羽水族館ではコーラルリーフ・ダイビングエリアに設置された水槽の中でアヤメエビスを展示しています。
鳥羽水族館では変わった形の水槽の中でアヤメエビスの他にニジエビス、ケラマハナダイ、アカネハナゴイが展示されています。
水槽は明るく障害物もないので姿は見やすいですが、奥行きがない変わった形をしている水槽なので魚が動き回って写真は撮りにくかったです。
アヤメエビスと東海大海洋博物館
東海大海洋博物館では駿河湾の生きものエリアにてアヤメエビスを展示しています。
この水槽では水槽の中央に設置されている岩の穴から多くのウツボ達が覗いている水槽で、アヤメエビスの他にウツボ、トラウツボ、モヨウモンガラドオシ、コケウツボなどウツボの仲間が多く展示されています。
やや暗い水槽ですが、展示されているアヤメエビスが大きいので見やすいです。
アヤメエビスを展示している施設の一覧
アヤメエビスを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。
登別ニクス | 福島海洋科学館 | サンシャイン水族館 |
しながわ水族館 | アクアパーク品川 | すみだ水族館 |
新潟市水族館 | 東海大海洋博物館 | 南知多ビーチランド |
碧南水族館 | 名古屋港水族館 | 鳥羽水族館 |
志摩マリンランド | 串本海中公園 | 須磨水族園 |
しまね海洋館 | 玉野海洋博物館 | 桂浜水族館 |
宮島水族館 | 海の中道水族館 | 大分マリーンパレス |
かごしま水族館 |
アヤメエビスを展示している施設は多く、全国各地の施設で見ることができます。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。