マアナゴは夏が旬の魚として古くから食用として利用されています。
ニホンウナギに似た見た目をしていますが、側線に沿って白色の点線が入っている事で見分けることができます。
目次
マアナゴについて!
マアナゴは体長1m程度にまで成長するウナギ目アナゴ科アナゴ属の魚です。
アナゴはウナギのような細長い棒状の体型をしており、体側には側線に沿って白色の点線が並んでいます。
ニホンウナギがしゃくれたような顔つきをしているのに比べると、やや幼い顔つきをしています。
マアナゴの初期稚魚はレプトケファルス幼生と呼ばれており、「のれそれ」と言われているのはマアナゴの初期稚魚の事です。
上のように透明な体に白色の目が目立つ見た目をしています。
食性は肉食で甲殻類や魚類、多毛類を捕食しています。
和名 | マアナゴ |
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学名 | Conger myriaster |
英名 | Whitespotted conger |
目 | ウナギ目(Anguilliformes) |
科 | アナゴ科(Congridae) |
属 | アナゴ属(Conger) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | 砂底 |
マアナゴは北海道以南~東シナ海に生息しています。
昔から食用として利用されている魚で、アナゴを用いた郷土料理が多くあります。(宍戸飯やはかりめ丼など)
古くから食用として利用されていましたが、ニホンウナギ同様に長年、産卵場所が分かっていませんでした。
現在では産卵場所がパラオ海嶺付近で、時期が6~9月であることが分かっています。
現在ではアナゴ筒漁、底引き網、延縄漁で漁獲され、天ぷらやアナゴ丼などで食べられています。
変わった食べ方としては・レプトケファルス期の小さな個体を「のれそれ」と呼んで生で食べられています。
西日本側で多く漁獲されており、愛知や長崎、兵庫での漁獲量が多いです。
夏になると沿岸部でもみられるため、釣りで狙われることも多いです。
マアナゴを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
マアナゴを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
マアナゴと大洗水族館
大洗水族館では大洗の生きものエリアてにマアナゴのレプトケファルス幼生の個体が展示されていました。(2020年3月時点)
小さな水槽の中でマアナゴのレプトケファルス幼生を展示しており、透明な個体がヒラヒラとしているのを見ることができました。
春ごろになると展示されている事があるようで、成長過程も見ることができます。
マアナゴと東海大海洋博物館
東海大海洋博物館では駿河湾の生きものエリアにてマアナゴを展示しています。
東海大海洋博物館では上のような土管の中から多くの個体が顔をのぞかせていました。
この水槽ではマアナゴの他にホタテウミヘビ、クロサギ、ホウボウ、ヨメヒメジ、ニベを展示しています。
マアナゴとヨコハマおもしろ水族館
ヨコハマおもしろ水族館ではおもしろ水族館エリアでマアナゴを展示しています。
ヨコハマおもしろ水族館では上のような学校のようなものでレイアウトされた水槽でマアナゴを展示しています。
ヨコハマおもしろ水族館では上のようにユニークなレイアウトの水槽が多く設置されています。
マアナゴを展示している施設の一覧
マアナゴを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
加茂水族館 | 鴨川シーワールド | 葛西臨海水族園 |
しながわ水族館 | 八景島シーパラダイス | 上越水族博物館 |
東海大海洋博物館 | 越前松島水族館 | 碧南水族館 |
名古屋港水族館 | 鳥羽水族館 | 須磨水族園 |
城崎マリンワールド | 姫路水族館 | しまね海洋館 |
玉野海洋博物館 | 宮島水族館 |
ここまで
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