テングハギは頭部の突起が天狗の鼻に見えることが名前の由来となっています。(テングハギ属19種のうち頭部に突起があるのは4種のみです。)
沖縄ではチヌマンと呼ばれています。
テングハギについて!
テングハギは体長50cm程度にまで成長するスズキ目ニザダイ科テングハギ属の魚です。
テングハギは茶褐色や灰色などの体色をしており、テングハギ属としては体高が高いです。
頭部には突起がありますが、同属のヒメテングハギやツマリテングハギと比べると短いです。
尾柄部には1~2個の青色の骨質板があります。
英名の「Bluespine unicornfish 」は青色の骨質板が由来となっています。
同じ体長であればオスの方が頭部の突起が長くなるようです。
食性は雑食で藻類や動物プランクトンを捕食しています。
和名 | テングハギ |
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学名 | Naso unicornis |
英名 | Bluespine unicornfish |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ニザダイ科(Acanthuridae) |
属 | テングハギ属(Naso) |
分布 |
インド洋~中部太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁、岩礁 |
テングハギはインド洋~中部太平洋に生息しており、国内では駿河湾以南で見られ南側の方が多く見られます。
サンゴ礁や岩礁で見られ、小さな群れ又は単独で行動し、産卵はぺアで行います。
テングハギは追い込み漁などで漁獲され食用として利用されています。
熱帯域で漁獲された個体はシガテラ毒の可能性があるようです。
テングハギを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
テングハギを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
テングハギと名古屋港水族館
名古屋港水族館ではサンゴ礁大水槽にてテングハギを展示しています。
サンゴ大水槽は150種類以上もの魚が展示されている南館最大の水槽で、掲示パネルでも紹介されていない魚が多く展示されている水槽です。
上のようにダイバーの方が設置した海藻を食べている姿を見ることができました。
この水槽ではテングハギの他にヒメテングハギとツマリテングハギ、サザナミトサカハギが展示されていました。
テングハギと東海大海洋博物館
東海大海洋博物館では駿河湾の生きものエリアにてテングハギを展示しています。
この水槽ではテングハギの他にツマリテングダイ、アオブダイ、ヒブダイ、キツネベラ、シマフグなどが展示されています。
同じ水槽内で展示されているツマリテングハギと比べるとがっちりとした体格をしていますが、頭部の突起が短いので見分けることができます。
テングハギとサンピアザ水族館
サンピアザ水族館では1Fに設置された水槽でテングハギを展示しています。
テングハギを展示している水槽はサンピアザ水族館内で最も大きな水槽で、ホシエイやアカエイ、ドチザメなど10種類前後の魚が展示されています。
テングハギと同じテングハギ属のヒメテングハギも展示されています。
テングハギを展示している施設の一覧
テングハギを展示しているJAZA加入の施設は18ヵ所です。
登別ニクス | 鴨川シーワールド | サンシャイン水族館 |
葛西臨海水族園 | 東海大海洋博物館 | 越前松島水族館 |
名古屋港水族館 | 宮津水族館 | 鳥羽水族館 |
志摩マリンランド | 串本海中公園 | 大阪海遊館 |
城崎マリンワールド | 玉野海洋博物館 | 宮島水族館 |
海の中道水族館 |
大分マリーンパレス |
美ら海水族館 |
テングハギはテングハギ属の中でも多くの施設で展示されています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。