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水族館魚図鑑-レッドテールブラックシャーク(Epalzeorhynchos bicolor)

レッドテールブラックシャークは黒と赤のツートンカラーが特徴的なコイの仲間です。

見た目は綺麗ですが、気性が荒く他種・同種問わず追いかけまわすことから昔に比べて流通量が減っています。

原産国のタイでは一時期野生絶滅したと思われていたほど生息数が減っており、現在はチャオプラヤ川でのみ生息が確認されています。(観賞魚として流通しているのは東南アジアで養殖された個体です。)

 

 

レッドテールブラックシャークについて!

レッドテールブラックシャークは15cm程度にまで成長するコイ目コイ科Epalzeorhynchos属の魚です。

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尾鰭が赤色で体の部分が黒色のツートンカラーになっており、各鰭が大きく発達しています。

特徴的な見た目で他の種類と見分けるのは簡単です。

レッドテールブラックシャークのシャークの部分は大きく発達した背鰭が由来になっていると思われます。

 

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口は下側についており、上のように流木についている苔を探してガシガシしていました。

食性は雑食で苔や小型の水生生物などを捕食しています。

縄張り意識がある種類で大きくなるほど攻撃性が高くなっていき、大型の個体は同じシルエットをした魚に対しては極めて攻撃的になり相手が動かなくなるまで執拗に攻撃することもあるようです。

綺麗な種類ですが、この性質のため昔に比べて流通量は減っています。

 

和名 レッドテールブラックシャーク
学名 Epalzeorhynchos bicolor
英名 Red-tailed black shark
コイ目(Cypriniformes)
コイ科(Cyprinidae)
Epalzeorhynchos属(Epalzeorhynchos)
分布

タイ固有種

生息環境 河川

レッドテールブラックシャークはタイ固有種でメークローン川流域、チャオプラヤ川流域、バーンパコン川下流に生息していましたが、現在ではチャオプラヤ川でのみ生息が確認されています。(一時は野生絶滅したかと思われていました。)

野生下の生息数は激減しており、レッドリストでは絶滅危惧種I類に指定されています。

特徴的な見た目で綺麗なツートンカラーのため、観賞魚としても流通していますが、流通している個体は養殖されたものとなっています。

気性が荒く、他の魚を追いかけまわすことも多いことから初心者向けではありませんが、意外と通年流通しています。

飼育自体は難しくなく、見た目も綺麗な魅力的な魚です。(名前もカッコイイです!)

 

レッドテールブラックシャークを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

レッドテールブラックシャークはJAZA加入の施設のうち3ヵ所で展示されています。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

レッドテールブラックシャークと板橋区熱帯環境館

JAZA施設ではありませんが、板橋区熱帯環境のミニ水族館でレッドテールブラックシャークは展示されています。

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板橋区熱帯環境館では他の魚と同じ水槽で飼育されていましたが、近くに来た他の魚を追いかけるなど気性が荒い面が見られました。

そのためか、レッドテールブラックシャークの周りには他の魚が泳いでおらず、悠々と流木の掃除を行っていました。

板橋区熱帯環境はJAZA加入の施設ではなく、知名度も高くありませんが独自路線の珍しい魚も多く展示されているので是非訪れてみてください。

レッドテールブラックシャークを展示している水族館の一覧

レッドテールブラックシャークを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所となっています。

さいたま水族館 すみだ水族館 のいち動物公園

JAZAには すみだ水族館も記載されており、2019年11月に訪れた際はレッドテールシャークがいましたが、2020年8月に訪れた際は確認できませんでした。

気性が荒く他種・同種ともに混泳が難しい魚なためか展示している施設は少なめです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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