フサオマキザルは南米大陸北東部に分布しており、道具を使う姿が観察されるなど、高い知能を持つことで知られています。
海外では介護猿として人間の介護を行うように訓練された個体もいます。
フサオマキザルについて!
フサオマキザルは体長30~56cm程度にまで成長する霊長目オマキザル科オナガザル属の動物です。
フサオマキザルは胴体部を褐色をしており、四肢や尾は黒色をしています。
尾の先端付近は湾曲しており、物も掴めるようになっています。
頭部にはリーゼントのように頭頂部が盛り上がった毛が見られます。(この房毛が名前の由来になっています。)
食性は雑食で、果実、種子、昆虫などを捕食しています。
和名 | フサオマキザル |
---|---|
学名 | Cebus apella |
英名 | tufted capuchin |
目 | 霊長目(Primates) |
科 | オマキザル科(Cebidae) |
属 | オマキザル属(Cebus) |
分布 | 南米大陸北東部 |
生息環境 | 森林 |
フサオマキザルは南米大陸北東部に分布しています。
Groves(2005)では6亜種に分類されています。
森林に生息しており、力のあるオスを中心とした10頭前後の小規模の群れを形成します。
妊娠期間は約5~6ヵ月で、通常は1度に1頭を出産します。
オマキザルの仲間は南米に生息しているサルの中でも知能が高いと言われており、木や石を使って種子を割ったりと生活の中で道具を使う事も確認されています。
猛禽類やジャガー、ピューマなどに襲われる事があり、口笛のような鳴き声を発して仲間に危険を知らせます。(特に上空からの捕食者を恐れており、上空に鳥が飛んでいると警戒する姿が報告されています。)
分布域はやや広く、個体数も多いので絶滅のおそれは低いと評価されています。
フサオマキザルを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
フサオマキザルを展示しているJAZA加入の施設は30ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
フサオマキザルと札幌円山動物園
札幌円山動物園ではモンキーハウスにてフサオマキザルを展示しています。
円山動物園では1頭のフサオマキザルを展示しており、展示場内を活発に動いていました。
ガラス越しから見る事もできるので観察しやすい展示となっています。
このエリアではダイアナモンキー、マンドリル、ドグエラヒヒ(アヌビスヒヒ)、ワオキツネザルなどが展示されています。
フサオマキザルと千葉市動物公園
千葉市動物公園ではモンキーエリアにてフサオマキザルを展示しています。
千葉市動物公園ではフサオマキザルを複数展示しており、何度も繁殖に成功しているため、赤ちゃんや子供を展示している場合も多いです。
私が訪れた2020年11月時点では子供が展示されていました。
このエリアではニホンザル、フクロテナガザル、クロザル、マンドリル、ワオキツネザルを展示しています。
フサオマキザルを展示している施設の一覧
フサオマキザルを展示しているJAZA加入の施設は30ヵ所です。
円山動物園 | 宇都宮動物園 | 群馬サファリ |
かみね動物園 | 大宮公園 | 東武動物公園 |
羽村市動物公園 | 千葉市動物公園 | 市原ぞうの国 |
夢見ヶ崎動物公園 | 野毛山動物園 | 小諸動物園 |
茶臼山動物園 | 飯田動物園 | シャボテン動物公園 |
浜松動物園 | 豊橋動物園 | 豊田鞍ヶ池公園 |
京都動物園 | 天王寺動物園 | 王子動物園 |
姫路動物園 | 池田動物園 | とべ動物園 |
ときわ動物園 | 大牟田動物園 | 海の中道動物の森 |
長崎バイオパーク | 平川動物公園 | 沖縄こどもの国 |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。