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動物図鑑-チベットモンキー(Macaca thibetana)

チベットモンキーは標高の高い森林に生息しているサルの仲間で、日本ではよこはま動物園(ズーラシア)でのみ展示されています。

「チベットマカク」という別名で呼ばれる事もあります。

 

 

チベットモンキーについて!

チベットモンキーは体長60~70cm程度にまで成長する霊長目オナガザル科マカク属の動物です。

本種はマカク属の中でも最大種の1種とされています。

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チベットモンキーは明るい茶褐色の長い体毛をしており、顔部は赤みを帯びています。

標高の高い気温が低い場所で生活しているため、この毛皮は寒い環境で生活するのに適応しています。

食性は植物食傾向の強い雑食で、木の葉、果実、花、種子、昆虫を捕食しています。

 

和名 チベットモンキー
学名 Macaca thibetana
英名 Tibetan macaque
霊長目(Primate)
オナガザル科(Cercopithecidae)
マカク属(Macaca)
分布 中国南部~東部
生息環境 山地

チベットモンキーは中国南部~東部に分布しています。

標高800~2,500mの森林に生息しており、強いオスを中心とした群れを形成しています。

この強いオスの座を巡ってオスが激しく争い、時には殺し合いになる事もあるようです。

妊娠期間は約6ヵ月で、1度に1頭を出産します。

生まれてから1年ほどは母親から授乳されて育ち、メスはそのまま群れに留まりますが、オスは性成熟する頃には群れを離れます。

毛皮や肉を目的に狩猟される事もあります。

生息環境の破壊や狩猟、伝染病などによって生息数が減少する懸念があります。

チベットモンキーを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

チベットモンキーを展示しているJAZA加入の施設はよこはま動物園のみ

チベットモンキーとよこはま動物園(ズーラシア)

よこはま動物園では中央アジアの高地エリアにてチベットモンキーを展示しています。

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よこはま動物園は日本で唯一、チベットモンキーを展示している施設で、岩山のようなレイアウトの展示場で展示されています。

オスとメスの2頭を飼育していますが、どちらも25年以上生きている高齢個体なので繁殖は難しそうです。

このエリアではチベットモンキーの他にテングザル、ドール、モウコノロバを展示しています。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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