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動物図鑑-イロワケイルカ(Cephalorhynchus commersonii)

イロワケイルカは南米大陸の南端海域に生息しているイルカで、日本では鳥羽水族館と仙台うみの杜水族館で展示されています。

ジャイアントパンダに似たカラーリングから「パンダイルカ」と呼ばれる事もあります。

 

 

イロワケイルカについて!

イロワケイルカは体長1.5m程度にまで成長する鯨偶蹄目マイルカ科イロワケイルカ属の動物です。

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イロワケイルカは胴体部は白色で、顔や各鰭の近くが黒色をしています。

体型はバンドウイルカに比べるとずんぐりとしており、胸鰭の先端は丸みを帯びています。

尾鰭の中央で切れ込みがあり、二股になっています。

 

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口吻があまり突出しておらず、 顔部は胸鰭や尾鰭よりも濃い黒色をしています。

非常に活発的に活動する種類で、海面を高速で泳いだり、ジャンプする姿が生息域では見られています。 

食性は肉食で魚類、甲殻類、イカなどを捕食しています。

 

和名 イロワケイルカ
学名 Cephalorhynchus commersonii
英名 Commerson's Dolphin
鯨偶蹄目(Cetartiodactyla)
マイルカ科(Delphinidae)
イロワケイルカ属(Cephalorhynchus)
分布 アルゼンチン南部、フォークランド諸島など
生息環境 沿岸

イロワケイルカはアルゼンチン南部、フォークランド諸島など南米大陸の南端付近の海域に生息しています。

水深200m以浅の沿岸域に生息しており、小さな群れを作っている事が多いですが、稀に100頭近い大きな群れを作る事もあります。

寿命は詳しく分かっていませんが、飼育下での最長飼育記録は33歳です。(日本では1991年生まれの個体が鳥羽水族館で飼育されています。)

全体的な個体数は不明ですが、生息域では普通に見られるようです。

刺し網漁に混獲される事があります。

以前はカニ漁の餌として頻繁にイロワケイルカの肉が使用されていましたが、現在は使用されることは少なくなっています。

イロワケイルカを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

イロワケイルカを展示しているJAZA加入の施設は鳥羽水族館のみとなっています。

AZAZ加入の施設ではありませんが、仙台うみの杜水族館でも飼育されています。

イロワケイルカと鳥羽水族館

鳥羽水族館では極地の海エリアにてイロワケイルカを展示しています。

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3頭のイロワケイルカを展示していますが、どの個体も20年以上生きています。(イロワケイルカの性格な寿命は不明)

 

鳥羽水族館では15度の出産例がありますが、子供が大人まで育つのが難しいようです。(これまでは1頭のみ大人に成長)

上のように大きなプールの中を泳いでおり、パンダのような白と黒の模様がとても目立っています。

このエリアではイロワケイルカの他にラッコ、バイカルアザラシ、クリオネなどが展示されていました。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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