グレビーシマウマは現存するシマウマの中では最大種で、ケニア北部、エチオピア南部のごく限られた地域にのみ分布しています。
グレビーシマウマについて!
グレビーシマウマは体長2.4~3mに成長するウマ目ウマ科ウマ属の動物です。
グレビーシマウマは白色の体色に黒色の縞模様がありますが、この縞模様の間隔が他のシマウマよりも狭いです。
シマウマの縞模様はハエから身を守るため、体温を下げない、捕食者に錯覚をさせるため、などの理由があると考えられています。
半砂漠にも生息しており、最大で7日程度なら水を飲まなくても生きる事ができます。(水が豊富にある環境では毎日水分を補給します。)
食性は草食で草を主食にしています。
和名 | グレビーシマウマ |
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学名 | Equus grevyi |
英名 | Grevy's zebra |
目 | ウマ目(Perissodactyla) |
科 | ウマ科(Equidae) |
属 | ウマ属(Equus) |
分布 | エチオピア南部、ケニア北部 |
生息環境 | サバンナ |
グレビーシマウマはエチオピア南部、ケニア北部の限られた地域にのみ分布しています。
ソマリア、ジブチ、スーダンなどでは絶滅しています。
サバンナ、半砂漠地帯に生息しており、1頭のオスと複数のメス、子供から形成される小さな群れを作ります。
妊娠期間は約390~428日間で、1度に1頭を出産します。
外敵はライオンやブチハイエナ、リカオン、ヒョウ、チーターなどで、他の草食獣に比べて明るい体色をしているため肉食獣から見つかりやすいです。(小型の肉食獣は幼獣を狙います。)
東欧諸国がアフリカを植民地にした際に、持ち込んだウマがツェツェバエが媒介する病気にかかったため、その病気にほとんどかからないシマウマを家畜化しようと試みましたが、シマウマはウマよりも気性が荒くほとんどの個体で上手くいきませんでした。
生息環境の開発や皮を目的にした乱獲により生息数が減少しており、現在では野生の個体数は2,500頭程度だと考えられています。(飼育されている個体が約600頭)
IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。
グレビーシマウマを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
グレビーシマウマを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
グレビーシマウマと千葉市動物公園
千葉市動物公園ではにてグレビーシマウマを展示しています。
千葉市動物公園ではグレビーシマウマを複数飼育しており、同じ展示場内で展示されています。
やや上方から見る事になりますが、広い展示場内を歩く姿を見る事ができます。
このエリアでは大型の動物も多く展示しており、チーター、ライオン、ブチハイエナ、ミーアキャット、アジアゾウ、キリンなどを展示しています。
グレビーシマウマを展示している施設の一覧
グレビーシマウマを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
盛岡市動物公園 | 多摩動物公園 | 千葉市動物公園 |
野毛山動物園 | 富山ファミリーパーク | いしかわ動物園 |
京都動物園 | 姫路セントラルパーク |
ここまで
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