アカハナグマは南米大陸に分布している動物で、尾の縞模様が特徴的です。
アカハナグマについて!
アカハナグマは体長85~115cm程度にまで成長するネコ目アライグマ科ハナグマ属の動物です。
アカハナグマの体色は個体によって差が大きく、上のように赤みが強い個体や灰色っぽい個体もいます。
尾は縞模様になっており、吻先は突き出た形状をしています。
木登りも得意で、外敵に襲われると木の上に逃げる事もあります。
ハナジログマという動物に似ていますが、鼻が白色にならない事から見分けることができます。
食性は雑食で果実、昆虫、爬虫類などを捕食しています。
和名 | アカハナグマ |
---|---|
学名 | Nasua nasua |
英名 | South American coati |
目 | ネコ目(Carnivora) |
科 | アライグマ科(Procyonidae) |
属 | ハナグマ属(Nasua) |
分布 | 南米大陸北部~中部 |
生息環境 | 森林 |
アカハナグマは南米大陸北部~中部の広い範囲に分布しています。
現在は13の亜種に分類されています。
森林に生息しており、メスは15~30頭の群れを作りますが、オスは単独で行動します。(この生態からオスとメスは別種として考えられていました。)
群れの間では鼻を鳴らしてコミュニケーションを取り、警戒時には唸り声を発します。(警戒音を聞いた他の個体は木の上に逃げ、木から落ちて一斉に逃げます。)
妊娠期間は約2ヵ月半程度で、1度に1~7頭を出産し、出産する際には群れを離れますが、1ヵ月半くらいで群れに合流します。
外敵はジャガーやキツネなど南米に分布している肉食獣です。
アカハナグマを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アカハナグマを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
アカハナグマと札幌円山動物園
札幌円山動物園では熱帯鳥類館にてアカハナグマを展示しています。
円山動物園では3頭?のアカハナグマが展示されており、上のような灰色っぽい個体が展示されていました。
餌は10:30、15:30頃に与えているようなので、タイミングが合えば餌を食べる姿を見ることができます。
熱帯鳥類館は名前の通り、熱帯雨林の鳥類を展示しているバードホールなどがある施設で、鳥類の展示がメインとなっています。
アカハナグマと千葉市動物公園
千葉市動物公園では小動物ゾーンにてアカハナグマを展示しています。
千葉市動物公園では上のように茶色が強い綺麗な見た目の個体を展示しており、野外にいるのをケージ越しではなく直接見る事ができます。 (レイアウトも綺麗で非常にオススメです。)
千葉市動物公園では長崎バイオパークから来園した2頭が展示されています。
このエリアではアカハナグマの他にアメリカビーバー、シセンレッサーパンダー、コツメカワウソを展示しています。
アカハナグマを展示している施設の一覧
アカハナグマを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
円山動物園 | 宇都宮動物園 | 群馬サファリ |
大宮公園 | 東武動物公園 | 千葉市動物公園 |
よこはま動物園 | いしかわ動物園 | シャボテン動物公園 |
和歌山城公園 | 王子動物園 | 姫路セントラルパーク |
大阪海遊館 | 池田動物園 | のいち動物公園 |
福山動物園 | 長崎バイオパーク |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。