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水族館魚図鑑-ゴンズイ(Plotosus japonicus)

ゴンズイは毒魚として有名なナマズの仲間です。

ゴンズイの毒は熱で分解できるため、刺された部位を火傷しない程度の熱湯に浸すと痛みが和らぐそうです。

地方名が多い魚で、ギギやググと呼んでいる地域もあります。(どの地方でも擬音で呼ばれているのは面白いです。ググッという音で鳴くからかもしれません)

 

ゴンズイについて!

ゴンズイは最大20cmに成長するナマズの仲間です。

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ゴンズイは意外なことに、2008年に種名登録されたばかりの魚です。

それまではミナミゴンズイ1種として認識されていたものが、別種として分けられた種類となります。

近年まで同種とされていただけはあり、ミナミゴンズイとゴンズイの見分け方は外見だけでは困難なようです。

ゴンズイは漁港などでも多く見られる毒魚で、陸に放置されていることもあるので見かけても触らないようにしましょう。(死んでも毒は失われません。)

毒針は両胸鰭と背鰭に各1本ずつあります。(ヒレの中にトゲがあります)

 

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体の裏側はこのようになっています。

首のところからエリマキトカゲのように生えてきているヒゲが特徴的です!

ゴンズイの仲間はナマズ目の魚としては珍しく海で生活している種類になります。

 

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ゴンズイは通称:ゴンズイ玉と呼ばれる大きな群れを作ることで知られています

特に幼魚が大群を作っていることが多いようです。(フェロモンを出して群れの動きを統一しているようです)

ゴンズイは毒魚として有名ですが、毒針を処理すると美味しく食べることができるようです。

 

和名 ゴンズイ
学名 Plotosus japonicus
英名 Japanese eel catfish
ナマズ目(Siluriformes)
ゴンズイ科(Plotosidae)
ゴンズイ属(Plotosus)
分布

東南アジアの島々

生息環境  

ゴンズイは漁港内でもよく見られることから、漁港内で釣りを行う際には注意が必要な魚の1種です。

毒性は人を殺すほど強くはありませんが、刺された箇所が激痛に襲われるようです…(タンパク質の毒なので60℃以上の熱湯で分解できるようです。 さすがにこの温度は火傷するので40℃中盤くらいの熱湯に患部を浸すと良いようです。)

ナマズは美味しい種類が多く、海外では多く食べられています。

ゴンズイも例外ではなく、毒針を取り除けば煮つけやフライ、かば焼きなどで美味しく食べることができるようです!(針を取り除き損ねた時の事を考えると怖いですが…)

 

こういう透明標本もあるようです! こういうの好きなんですよね…

ゴンズイを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ゴンズイは見た目が独特で、有名な毒魚ということもありか多くの施設で展示されています

小樽水族館 足立区生物園 大洗水族館
鴨川シーワールド サンシャイン水族館 葛西臨海水族館
しながわ水族館 八景島シーパラダイス 相模川ふれあい科学館
新潟市水族館 上越水族博物館 寺泊水族博物館
三津シーパラダイス 東海大海洋博物館 魚津水族館
のとじま水族館 越前松島水族館 南知多ビーチランド
宮津水族館 鳥羽水族館 志摩マリンランド
串本海中公園 大阪海遊館 NIFREL
須磨水族園 城崎マリンワールド 姫路水族館
しまね海洋館 玉野海洋博物館 桂浜水族館
足摺海洋館 おさかな館 宮島水族館
海の中道水族館 大分マリーンパレス 鹿児島水族館
美ら海水族館    

国内の多くの水族館で展示されており、展示していない水族館のほうが少ないです。

ゴンズイとサンシャイン水族館(2020年1月)

サンシャイン水族館では、生命の海・東京湾エリアで展示されています。

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こちらの水槽では群れで泳ぐゴンズイを観察することができます。

写真は群れからはぐれた個体を撮ったものです。

水も水槽も綺麗なので、観察しやすい水槽です!

 

ゴンズイとしながわ水族館(2020年2月)

しながわ水族館では、群れる魚の展示エリアで展示されています。

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混泳されているのがネンブツダイとサンシャイン水族館と同じです。

こちらのゴンズイの方がサンシャイン水族館よりも大きく、群れていると迫力があります!

 

ここまで

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