今回紹介する魚はネズミフグという魚です。
1m近くにもなる大きなハリセンボンの仲間で、顔がネズミに似ている事からネズミフグという名前が付けられています。
ネズミフグについて!
ネズミフグは最大1m近くにまで成長する大型のハリセンボンの仲間です。
ヒレに斑点があり、身体にトゲを纏っているのを確認することができます。
模様は個体差が大きく、模様がイシガキフグと似ている個体もいます。
見分け方は、泳いでいるときにハリセンボンの由来でもある針が寝ていればハリセンボン属であるネズミフグ、立っていればイシガキフグです。
この写真では見にくいですが、尾柄部の背中と下部にも棘があるのが特徴です。
このように全身、灰褐色の個体もいます!
ネズミフグは体が大きいためか、針の長さが他のハリセンボンと比べると短く見えます。
ネズミフグも毒をもたないため、沖縄ではアバサー汁として食べられるようです。
和名 | ネズミフグ |
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学名 | Diodon hystrix |
英名 | Spot-fin porcupinefish |
目 | フグ目(Tetraodontiformes) |
科 | ハリセンボン科(Diodontidae) |
属 | ハリセンボン属(Diodon) |
分布 |
世界中の熱帯~温帯域 |
生息環境 | サンゴ礁 岩礁 |
英名の「Spot-fin porcupinefish」はヒレに斑点があるヤマアラシのような魚という意味です。
姿が似ているイシガキフグは「Spotfin burrfish」という英名でヒレに斑点があるフグという意味になります。
この違いは、イシガキフグは膨らんでもハリセンボンのようにウニのような形になれないことから来ています。
ネズミフグは他のハリセンボンの仲間と同じく、甲殻類を主に食べています。
ネズミフグを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ネズミフグはJAZA加入の施設のうち、14ヶ所の施設で展示されています。
男鹿水族館 | 鴨川シーワールド | 葛西臨海水族園 |
しながわ水族館 | 下田海中水族館 | 越前松島水族館 |
宮津水族館 | 志摩マリンランド | 城崎マリンワールド |
しまね海洋館 | 玉野海洋博物館 | 海の中道水族館 |
ペンギン水族館 | 美ら海水族館 |
ネズミフグと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では世界の海エリアの南シナ海水槽に展示されています。
葛西臨海水族園のネズミフグはとても可愛い顔をしています!
水族館ネズミフグ アイドル部門があれば優勝だと勝手に思っています!
起きている時はガラス面の近くで泳いでくれることが多いですが、岩場で休んでいることも多いです…
ネズミフグと しながわ水族館
しながわ水族館では、トンネル水槽にて展示されています、
トンネル水槽は大きな水槽で隠れる場所も多いので探すのが大変です。
よく口を開けながら泳いでいるので、葛西臨海水族園の個体と違いおっさんみたいです。
名前の由来でもある、ネズミに見えるような見えないような…微妙なラインです!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。