今回紹介する魚は特徴的な口をしているベラの仲間、クギベラです!
英名ではBird wrasseで鳥と表現されていますが、和名では釘のような形だということでクギベラと付けられています!
クギベラについて!
クギベラは最大30cm程度にまで成長する中型のベラの仲間で、メスからオスへと性転換することで知られています。
個人的には釘よりも鳥に見えます!
見た目も鳥に似ていますが、泳ぎ方が海中を飛ぶように泳ぐのが鳥にしか見えません!(なお英名の由来は長い嘴でえさをついばむ姿が鳥に見えることが由来になっており、泳ぎ方は関係ありません!!)
クギベラは多くの水族館で展示されているので、クギベラの泳ぎ方にも注目して観察してみてください!
上の写真の個体は茶色と白で綺麗な色をしていますが、成長に伴い体色が変化していきます。
クギベラはメスでも綺麗な色をしています! クチバシの上の方がオレンジ色なのがチャームポイントです!
大きくなると青色や黒といった濃ゆめな色へと変化していきます。
きょうの「うみくる号」水槽には、クギベラのこんな2形態もお見せしています(写真は葛西臨海水族園での撮影)。ベラ類はメスからオスへ性転換する魚。でも生来のオスもいるらしく、「オス」「メス」ではなく、外見で呼び分けています。 pic.twitter.com/Ctr3s4ifu9
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) 2015年9月12日
和名 | クギベラ |
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学名 | Gomphosus varius |
英名 | Bird wrasse |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ベラ科(Labridae) |
属 | クギベラ属(Gomphosus) |
分布 |
西~中部太平洋やインド洋 |
生息環境 | サンゴ礁・岩礁地帯 |
クギベラはインド洋から中部太平洋の温暖な海域に生息しており、突き出した口が特徴的です。
多くの水族館で展示されているベラの仲間で、日本でも見かけることができます。
英名は突き出たクチバシでエサをついばむ姿が鳥に似ていることが由来になっています。
クギベラを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年2月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
クギベラはJAZA加入の施設のうち24箇所の施設で展示されています。
登別ニクス | なかがわ水遊園 | 大洗水族館 |
鴨川シーワールド | サンシャイン水族館 | 葛西臨海水族園 |
しながわ水族館 | アクアパーク品川 | 上越水族博物館 |
東海だ海洋博物館 | のとじま水族館 | 南知多ビーチランド |
名古屋港水族館 | 宮津水族館 | 鳥羽水族館 |
志摩マリンランド | 大阪海遊館 | 須磨水族園 |
しまね海洋館 | 玉野海洋博物館 | 宮島水族館 |
海の中道水族館 | かごしま水族館 | 美ら海水族館 |
東京の水族館では、すみだ水族館以外の全ての水族館で見る事ができます。
クギベラと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園ではグレートバリアリーフ水槽にて、クギベラを展示しています。
葛西臨海水族園では若い個体が展示されており、メスの個体を見ることができました!
オスの個体も展示されているかもしれませんが、見つけることはできませんでした…
サンゴの間に隠れていることも多いですが、上のようにガラス面まで来てくれることもあります!
特徴的な見た目で泳ぎ方も可愛いので是非観察してみてください。
サンシャイン水族館やしながわ水族館でもオスの姿は見たのですが、動きが素早いので写真に納まりませんでした…
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。