ポリプテルス・エンドケリーはポリプテルスの仲間としては国内で最も多く流通している種類で、観賞魚として人気の高い魚です。
目次
ポリプテルス・エンドケリーについて!
ポリプテルス・エンドケリーは体長70cm以上に成長するポリプテルス目ポリプテルス科ポリプテルス属の魚です。
ポリプテルス・エンドケリーは明るい茶色や褐色の体色をしており、体側に不規則な暗色の縞模様があります。(体色には個体差があります。)
鼻孔が鼻から飛び出しており、目が悪い代わりに鼻を使って餌を探します。
ポリプテルスは肺呼吸を行うことができ、上の写真のように定期的に水面に呼吸を行います。
皮膚が濡れている状態であれば水中ではなくとも肺呼吸のみで生存することができます。
小離鰭が11~14あり、上顎よりも下顎の方が少し長いので下顎が突き出ているようにも見えます。
食性は肉食で魚類や昆虫、両生類を捕食しています。
和名 | ポリプテルス・エンドケリー |
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学名 | Polypterus endlicheri endlicheri |
英名 | Saddled bichir |
目 | ポリプテルス目(Polypteriformes) |
科 | ポリプテルス科(Polypteridae) |
属 | ポリプテルス属(Polypterus) |
分布 |
アフリカ大陸の西部~中部 |
生息環境 | 河川、湖 |
ポリプテルス・エンドケリーはニジェール川、ボルタ川、ウエメ川などアフリカ大陸の北部、中部の一部地域で見ることができます。
Polypterus endlicheri congicusという亜種も存在し、ポリプテルス・コンギクスという名前で流通しています。
ポリプテルスの仲間では最も多く流通しており、値段も数千円~と安価に流通しています。
人気が高い種類で、美しい模様をした個体を掛け合わせたブランド種や体が短いショートタイプ 、他の種類と掛け合わせた交雑種も流通しています。
ポリプテルス・エンドケリーを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ポリプテルス・エンドケリーを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ポリプテルス・エンドケリーと千歳水族館
千歳水族館では世界の淡水魚ゾーンにてポリプテルス・エンドケリーを展示しています。
千歳水族館ではポリプテルス・エンドケリーと一緒にトロピカルガーが展示されています。
世界の淡水魚ゾーンでは大型の淡水魚も展示されており、アジアアロワナ、アリゲーターガー、レッドテールキャットなどを見ることができます。
千歳水族館はサケの展示が日本で最も充実している水族館でアクセスも良いオススメの水族館です。
ポリプテルス・エンドケリーと志摩マリンランド
志摩マリンランドでは古代館エリアにてポリプテルス・エンドケリーを展示しています。
この水槽ではポリプテルス・エンドケリーと一緒にポリプテルス・ビキール・ラプラディ、ポリプテルス・オルナティピニスが展示されています。
志摩マリンランドはマンボウが有名な水族館で、アザラシやイルカなどの海獣がいない水族館ですが魚類の展示が豊富な水族館で魚が好きな方にはイチオシの水族館です。
ポリプテルス・エンドケリーと鳥羽水族館
鳥羽水族館では古代の海エリアにてポリプテルス・エンドケリーを展示しています。
この水槽ではポリプテルス・エンドケリーとポリプテルス・ビキール・ビキールを展示しています。(ポリプテルス・ビキール・ビキールを展示している施設はJAZA加入の施設ではここだけ?)
鳥羽水族館は国内で最も飼育種類が多く、古代の海エリアでもオウムガイという他の施設ではほとんど見られない生き物を見ることができます。
ポリプテルス・エンドケリーを展示している施設の一覧
ポリプテルス・エンドケリーを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。
千歳水族館 | 福島海洋科学館 | 桐生が岡動物園 |
富士水族館 | 越前松島水族館 | 鳥羽水族館 |
志摩マリンランド | 須磨水族園 | しまね海洋館 |
宮島水族館 |
ポリプテルス・エンドケリーはポリプテルス目の中でも展示施設が最も多い種類となっています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。