今回紹介する魚は立派なコブがトレードマークのコブダイです!
タイと名前に入っていますが、タイの仲間ではなくベラ科の仲間になります!(和名はタイですが、英名はwrasseとベラ科の名前を指す単語が付けられています!)
コブダイという名前がついていますが、コブが張り出してくるのはオスだけです!(性転換する種類で、メス⇒オスへと転換します)
コブダイについて!
コブダイは最大で1mにもなる大型のベラ科の種類です。
体色はタイのような赤色をしています。
性転換を行い、ハーレムを形成することでも知られています!
群れの中で強い一匹だけがオスになりハーレムを形成するようですが、コブダイのトレードマークでもあるコブが大きくなるのはオスのコブダイのみになります。
幼魚の頃は可愛らしい姿をしています!
ベラの仲間は成長するにつれてシルエットや模様が変わる種類が多いです!
コブダイの幼魚
こんなかわいい幼魚からあんな不細工な成魚になるなんて。コブダイは雌性先熟で、最初はすべてメスですが、大きく成長した個体が雄に性転換します。mb pic.twitter.com/6sUxFfE7W5— 東京海洋大学 水産生物研究会 (@suikenASAO) 2015年7月12日
出っ張った大きなコブこそコブダイのトレードマークですよね!
チラリと見えている歯で岩礁地帯にいる貝などを噛み砕いて食べてしまいます!
このイカツイ顔を見た子供が水槽の前で泣いているのを見たことがあります…(間違いなくカタギじゃない顔つきですよね…)
和名 | コブダイ |
---|---|
学名 | Semicossyphus reticulatus |
英名 | Asian sheepshead wrasse |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ベラ科(Labridae) |
属 | コブダイ属(Semicossyphus) |
分布 |
西太平洋付近の温暖な地域 |
生息環境 | 岩礁地帯 |
英名のAsian seepshead wrasseとはアジアに生息する羊の頭を持つベラという意味になります!
ちなみに同じベラ科の最大種、ナポレオンフィッシュの英名は(Humphead wrasse)です!頭が出っ張っている種類同士ちょっと似てますよね!
コブダイは太平洋の温暖な海域で見ることができ、日本でも磯釣りの対象魚となることがあるくらい身近な魚です。
多くのベラと同じく冬が旬の魚で、大型のものほど味が良いとされています。(ハーレムを形成して美味しい物を優先的に食べてたりするのかも…??)
コブダイを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
コブダイはJAZA加入の施設のうち、28ヶ所で展示されています!
小樽水族館 | 男鹿水族館 | 加茂水族館 |
福島海洋科学館 | 大洗水族館 | 鴨川シーワールド |
サンシャイン水族館 | 八景島シーパラダイス | 新潟市水族館 |
上越水族博物館 | 寺泊水族博物館 | 三津シーパラダイス |
下田海中水族館 | 東海大海洋博物館 | 魚津水族館 |
のとじま水族館 | 越前松島水族館 | 南知多ビーチランド |
碧南水族館 | 鳥羽水族館 | 須磨水族園 |
城崎マリンワールド | 姫路水族館 | しまね海洋館 |
桂浜水族館 | 宮島水族館 | 海の中道水族館 |
大分マリーンパレス |
日本でも見ることができ、特徴的な形をしているので水族館の展示物としても人気が高いようです。
コブダイとサンシャイン水族館!
コブダイはサンシャイン水族館の生命の躍動水槽にマイワシの群れと共に展示されています!
水槽内をぐるぐると回っているので正面で待っていると簡単に観察することができます!
コブダイは頭部は大きいですが身体は意外とスリムな体型をしており、意外と遊泳力は高いのかもしれません。
マイワシの群れに覆われている事もあり、見ていて飽きない水槽になっています!
水面に顔を出したり活発に動いてくれます!
意外と空いている水槽なので、是非ゆっくり観察してみてください!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。