今回は水深の深い場所に生息しているギンザメの仲間、スポッテッドラットフィッシュについて紹介していきます。
ギンザメの仲間なのですがラットフィッシュ=ネズミのような魚と名前を付けられている変わった魚です。
スポッテッドラットフィッシュについて!
スポッテッドラットフィッシュは約1mにまで成長する小型のサメの仲間です。(ギンザメ目の中では大きめの種類です)
ギンザメの仲間にしては地味な色をしている魚になります。
名前の由来は身体に入っている点状の模様(スポッテッド)や顔の部分の形状がネズミ(ラット)に似ていることから付けられているようです。
愛嬌のある形をしていますよね!
底にべったりついている訳ではありませんが、葛西臨海水族園の個体達は底付近を泳いでいることが多かったです。
ゆるやかに滑空するような独特な泳ぎ方をします。
羽みたいに羽ばたいて泳ぐのが可愛いです!
和名 | スポッテッドラットフィッシュ |
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学名 | Hydrolagus colliei |
英名 | Spotted ratfish |
目 | ギンザメ目(Chimaeriformes) |
科 | ギンザメ科(Chimaeridae) |
属 | アカギンザメ属(Hydrolagus) |
分布 |
アラスカ南西~バハ・カリフォルニア |
生息環境 | 水深50m~400m |
ギンザメの仲間としては割と浅めの水深でも見ることができる種類です。
主に北アメリカ大陸の西側の沿岸で見られるようです。
スポッテッドラットフィッシュを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
スポッテッドラットフィッシュを展示しているJAZA加入の施設は2箇所となります。
ふくしま海洋科学館 | 葛西臨海水族園 |
分布している場所も日本から遠い事もあってか飼育している施設は2ヵ所だけになります!
スポッテッドラットフィッシュと葛西臨海水族園
スポッテッドラットフィッシュは葛西臨海水族園の深海魚エリアにて展示されています。
水槽をまるごとスポッテッドラットフィッシュの飼育に使っており、繁殖にも成功した実績があります!
「深海の生物5」水槽で、スポッテッドラットフィッシュが卵を産みました。お腹に2つ付いているのが卵です。メスはしばらく卵をぶら下げて泳ぎ、その後砂に埋め込みます。今日(2月24日)は2尾が卵をぶら下げていますよ! pic.twitter.com/Na0JvjRBm8
— 葛西臨海水族園[公式] (@KasaiSuizokuen) 2014年2月24日
変わった魚で意外と人気がある魚ですので葛西臨海水族園を訪れた際はぜひ観察してみて下さい!
葛西臨海水族園かふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)にしか展示していないレアなギンザメの仲間です!
展示されている水族館を訪れる機会があれば泳ぎ方にも注目して観察してみてください!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。