今回は千葉市動物公園の中でも最も鳥類の展示が充実している鳥類・水系ゾーンについて紹介していきます。
魅力的な種類が多く展示されているオススメの展示エリアなので、訪れた際は是非見ていただきたい展示エリアとなっています。
千葉市動物公園の鳥類・水系ゾーンについて!
千葉市動物公園の鳥類・水系ゾーンでは多くの鳥類が展示されており、珍しい種類も多く見ることができます。
上の写真は鳥類・水系ゾーンに設置されている展示場の1つです。 上の写真のように1つの展示場に複数の種類が展示されている展示場は少なく、基本的には1展示場に1種類が展示されています。
上の展示場はヘビクイワシという地上棲の強い種類が展示されており、展示場内を活発に走り回る姿を見ることができます。
この近くではカラフトフクロウ、オジロワシ、エジプトハゲワシといった猛禽類が展示されていました。
展示場内には上の写真のようにカモの仲間が多く展示されている大きな展示場があります。
この展示場ではアカツクシガモ、アカハシハジロ、サカツラガン、シジュウカラガン、ツクシガモ、ベニバシガモ、マガモ、ヨシガモが展示されています。
個人的にはお気に入りの種類は上のツクシガモという種類で、白色・茶色・黒色の3色が綺麗な種類です。 展示場内に多く展示されているので、是非見つけてみてください。
隣の展示場ではタンチョウというツルの仲間が展示されています。
鳥類・水系ゾーンという名称ですが、水系に該当するのはカリフォルニアアシカとペンギンの2つの展示場のみとなっています。
上の写真はカリフォルニアアシカで、定期的に呼吸のために水面へと顔を出す様子を観察することができます。
カリフォルニアアシカもペンギンも水中をガラス越しに見ることができる作りになっています。
鳥類ゾーンに展示されている種類について
鳥類ゾーンでは多くの鳥類を展示しており、人気の高い種類や珍しい種類も展示されています。
猛禽類から水鳥まで幅広く展示されていますが、ここからは個人的にオススメの種類を紹介していきます。
上の写真はヘビクイワシというアフリカ大陸の中~南部の草原やサバンナに生息している種類です。
飛ぶことはできますが、地上を走る事の方が多いようです。
ヘビクイワシは名前の通り、ヘビを食べる事があり、コブラのような大型の種類を捕食する事もあります。(後脚を使ってキックや踏みつけて殺してから捕食します。)
上の写真はハシビロコウというアフリカに生息している大型の鳥類で、「動かない鳥」として有名な種類です。
ハシビロコウはハイギョという肺呼吸を行う古代魚を主食としており、水面に呼吸するために浮上してきた所を狙って狩りを行います。
「動かない鳥」として有名になった種類ですが、動くときは結構激しく動くのでタイミングが良いと動いている所を見ることができるかもしれません。
上の写真はエジプトハゲワシという種類で、ハゲワシの仲間ですが頭頂部付近の体羽はモサモサとしています。
石を使ってダチョウの卵を割る事でも知られています。
エジプトハゲワシはJAZA加入の施設では千葉市動物公園の他では神戸どうぶつ王国でのみ展示されています。
上の写真はアフリカヘラサギというヘラサギの仲間で、嘴がヘラのような独特な形状をしています。
独特な形状をした嘴と活発に活動する姿を見ることができるオススメの展示生物です。(上の写真のように翼を広げている姿も良く見ることができます。)
上の写真はカラフトフクロウという大型のフクロウで、顔部に樹林のような円状の模様があります。
世界最大のフクロウと言われており、他の動物園で良く展示されているフクロウやシロフクロウと比べても2回り以上大きな体をしています。
水系ゾーンに展示されている種類について
水系ゾーンではカリフォルニアアシカとペンギンが展示されています。(展示されているペンギンは2020年に訪れた際はフンボルトペンギンでしたが、2021年10月時点ではケープペンギンが展示されているようです。)
上の写真はカリフォルニアアシカという日本の動物園・水族館で最も一般的に飼育されているアシカの仲間です。
陸上に上がる姿はあまり見ることがなく、水中を泳いでいる事が多いです。
哺乳類なので水中では呼吸できないため、定期的に呼吸するために上の写真のように水面に呼吸するために浮上します。
水系ゾーンに設置されているアシカとペンギンの展示場にはプールが設置されており、水中を上の写真のようにガラス越しに見ることができます。
ベンチも設置されているため、ゆっくり観察することもできます!
上の写真は水系ゾーンでペンギンが展示されている展示場で、私が訪れた2020年10月にはフンボルトペンギンが展示されていました。(2021年時点ではケープペンギンが展示されているようです。)
展示場内にはプールもありますが、陸上でくつろいでいる個体が多かったです。
上の写真のように2羽で仲良くしている姿も多く見ることができました。
フンボルトペンギンやケープペンギンは基本的にペアのどちらかが死亡するまではずっと関係が続くほどペアの絆が強い種類です。
日本語には仲の良い夫婦の事を「おしどり夫婦」と言う事がありますが、実際のオシドリは毎年ペアを変える事が分かっています。 これはオシドリだけではなく、多くの鳥類で見られる生態です!
ペンギンは鳥類では珍しく夫婦の絆が強い種類なので、そこにも注目して観察してみてください。
カリフォルニアアシカと同じように水中を見ることができるガラス張りの展示も行われており、ペンギンが泳ぐ姿を見ることができます。
鳥類・水系ゾーンでは園内でも最も鳥類の充実したエリアで、珍しい種類も多く展示されています。
鳥類が好きな方には特にオススメの展示エリアなので是非訪れてみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。