オニダルマオコゼは毒魚として有名な魚で、シュノーケリングやダイビングを行っている人が踏み抜いて毒棘に刺さる事件も起こっています。
背鰭の棘に毒を持つ魚ですが、身は美味で現地では高級魚として扱われています。
目次
オニダルマオコゼについて!
オニダルマオコゼは体長40cm程度にまで成長するスズキ目オニオコゼ科オニダルマオコゼ属の魚です。
オニダルマオコゼは個体により体色に差がありますが、褐色系の体色をしています。
ダルマのよう丸い体型で表面はゴツゴツとしており、岩に擬態しています。(ほとんど動かないため、体表に藻や海藻が生えている事もあります。)
背鰭の棘には協力な毒を持っており、その毒の強さは死亡例もあるほどです。
頭部に突起が無い事、背鰭第2・3鰭館に鰭膜がある事でツノダルマオコゼと見分けることができます。
食性は肉食で甲殻類、小型の魚類などを捕食しており、岩に擬態して餌が近づいてきた所を捕食します。
和名 | オニダルマオコゼ |
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学名 | Synanceia verrucosa |
英名 | Reef stonefish |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | オニオコゼ科(Synanceiidae) |
属 | オニダルマオコゼ属(Synanceia) |
分布 | インド洋~太平洋西部 |
生息環境 | サンゴ礁 |
オニダルマオコゼはインド洋~太平洋西部に生息しており、国内では小笠原諸島、琉球列島などで見られます。
水深の浅いサンゴ礁や岩礁に生息しており、底部で餌を待ち構えている事が多いです。
ゴツゴツとした岩に似た見た目をしており、砂の中に潜る事も多いため、人間が踏むことで毒棘に刺さる事故も起きています。
毒の棘を持つ危険な魚ですが、味が良く高級魚として扱われています。
オニダルマオコゼを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オニダルマオコゼを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
オニダルマオコゼとヨコハマおもしろ水族館
ヨコハマおもしろ水族館では「おもしろ水族館」にてオニダルマオコゼを展示しています。
ヨコハマおもしろ水族館の毒魚を展示しているエリアの近くでオニダルマオコゼを展示しており、偽物の石とオニダルマオコゼが一緒に展示されており、オニダルマオコゼの擬態能力の高さを見ることができる水槽となっています。
毒魚を展示しているエリアではゴンズイ、キタマクラ、ハナミノカサゴ、ソウシハギなどが展示されています。
オニダルマオコゼとマリンワールド海の中道
マリンワールド海の中道では奄美のサンゴ礁エリアにてオニダルマオコゼを展示しています。
マリンワールド海の中道では上のような小さな水槽が並ぶエリアにてオニダルマオコゼを展示しています。
水槽が小さく、障害物も少ないのでオニダルマオコゼを観察しやすい水槽となっています。
オニダルマオコゼを展示している施設の一覧
オニダルマオコゼを展示しているJAZA加入の施設は17ヵ所です。
小樽水族館 | 登別ニクス | 福島海洋科学館 |
葛西臨海水族園 | しながわ水族館 | 寺泊水族博物館 |
南知多ビーチランド | 碧南水族館 | 名古屋港水族館 |
伊勢シーパラダイス | NIFREL | 城崎マリンワールド |
宮島水族館 | 海の中道水族館 | 大分マリーンパレス |
かごしま水族館 | 美ら海水族館 |
オニダルマオコゼは毒魚として有名な魚で、琉球列島や小笠原諸島など南方に生息している種類ですが、全国各地の施設で展示されています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。