ダトニオ・プラスワンはダトニオ(学名:Datnioides pulcher)よりも体側の縞模様が1本多いことが名前の由来となっています。
生息数の減少により、タイ産の個体の捕獲が規制されているダトニオよりも、ダトニオ・プラスワンの方が流通量が多いです。(ダトニオは規制のないボルネオ産が流通しています。)
ダトニオ・プラスワンについて!
ダトニオ・プラスワンは体長40cm程度にまで成長するスズキ目ダトニオイデス科ダトニオイデス属の魚です。
ダトニオ・プラスワンは茶褐色や白銀色の体色に7本の黒色の縞模様があります。(上の個体のように黒色の縞模様から色が抜けることがあります。)
この虎のような見た目からダトニオのことを「tigerfish」と呼びます。
頭部は三角形のようにやや尖った形状をしており、下顎が突き出ています。
ダトニオ・プラスワンを正面から見ると上の写真のようになります。
「Datnioides microlepis」よりも縞模様が多いため、「ダトニオ・プラスワン」という名称になっています。
大きな口をしており、魚類や甲殻類、昆虫などを捕食しています。
和名 | ダトニオ・プラスワン |
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学名 | Datnioides microlepis |
英名 | Indonesian tigerfish |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ダトニオイデス科(Datnioididae) |
属 | ダトニオイデス属(Datnioides) |
分布 |
ボルネオ島、スマトラ島 |
生息環境 | 湿地、マングローブ |
ダトニオ・プラスワンはボルネオ島・スマトラ島に生息しています。
スマトラ島に生息している個体は高価なシャムタイガーのように6本の縞模様に見える(見にくいだけで実際は7本の縞模様)事から「ダトニオ・リアルバンド」と呼ばれることもあります。
ダトニオの中では流通量が多い種類で、観賞魚として人気のある魚です。(流通している個体の多くが小型の個体です。)
ダトニオ・プラスワンを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ダトニオ・プラスワンを展示しているJAZA加入の施設は4ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ダトニオ・プラスワンと千歳水族館
千歳水族館では世界の淡水魚ゾーンにてダトニオ・プラスワンを展示しています。(2020年9月時点)
千歳水族館では世界の淡水魚ゾーンの円柱型水槽でダトニオ・プラスワンを展示しており、上のように黒色の縞模様の色が抜けかけている個体が展示されています。
この水槽ではダトニオ・プラスワンの他に、アジアアロワナ、ゴールデンスポットナイフ、セイルフィンプレコが展示されています。
千歳水族館と言えば、サケの展示が有名な施設ですが、海外の淡水魚も小型種から大型種まで多くの魚が展示されています。
ダトニオ・プラスワンを展示している施設の一覧
ダトニオ・プラスワンを展示しているJAZA加入の施設は4ヵ所です。
千歳水族館 | 寺泊水族博物館 | 鳥羽水族館 |
のいち動物公園 |
ダトニオの仲間では最も展示施設が多く、ダトニオ(Datnioides pulcher)は2ヵ所の施設で展示されています。
ここまで
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