広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-スズキ目(その他)

水族館魚図鑑-ヒメゴンベ(Cirrhitichthys oxycephalus)

ヒメゴンベは全身にある斑点が特徴のゴンベ科の魚です。

同じゴンベ科のミナミゴンベと似ていますが、ヒメゴンベは尾鰭、背鰭にも赤色の斑点があることで見分けることができます。

 

 

ヒメゴンベについて!

ヒメゴンベは8cm程度にまで成長するスズキ目ゴンベ科オキゴンベ属の魚です。

f:id:itsuwalove777:20200803025057j:plain

ゴンベの仲間としては体長に対して体高が低くスリムな印象を受けます。

体には大きな赤〜黒の斑点があり、背鰭、尾鰭には小さな赤色の斑点があります。

体の模様がミナミゴンベに似ていますが、ヒメゴンベは尾鰭にも斑点があることから見分けることができます。

ゴンベの由来は背鰭に糸状の突起があり、これが江戸時代の「権兵衛」という髪型に似ていることが由来となっているようです。

 

f:id:itsuwalove777:20200803025022j:plain

ピンク色の体色をしていますが、岩陰に隠れると意外と見にくいです。

ゴンベの仲間は岩やサンゴの上から周りを見渡している様子が鷹が空から獲物を探す姿に似ていることから英名で「Hawkfish」と呼ばれています。

食性は肉食で小魚や小型の甲殻類を捕食します。

 

和名 ヒメゴンベ
学名 Cirrhitichthys oxycephalus
英名 Coral hawkfish
スズキ目(Perciformes)
ゴンベ科(Cirrhitidae)
オキゴンベ属(Cirrhitichthys)
分布

インド洋~太平洋

生息環境 サンゴ礁、岩礁

インド洋〜太平洋と幅広く生息しており、風通しの良いサンゴ礁や岩礁で見られます。

国内では和歌山県以南で見られるようです。

見た目が綺麗なため観賞魚として飼育されることもあります。

ただし、気が強く他の魚を追いかけてしまうこともあるようです。

 

ヒメゴンベを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ヒメゴンベを展示しているJAZA加入の施設は11ヶ所となります。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

 

ヒメゴンベと すみだ水族館

すみだ水族館ではサンゴ礁水槽の一番手前の水槽で展示しています。

f:id:itsuwalove777:20200803025121j:plain

この水槽ではヒメゴンベの他にメガネゴンベ、ホシゴンベ、ベニゴンベが展示されていました。(地味ですが、都内で最もゴンベ科の展示種類数が豊富な展示されている水槽です)

岩場に隠れたり高い岩場の上や濾過器の上に乗っている事もあります。

ゴンベはあまりスポットが当たる事がない魚ですが、愛嬌があり個人的には好きな魚たちなので是非探してみてください!

ヒメゴンベを展示している水族館の一覧

ヒメゴンベを展示しているJAZA加入の施設は11ヶ所となっています。

鴨川シーワールド 葛西臨海水族園 しながわ水族館
すみだ水族館 八景島シーパラダイス 東海大海洋博物館
南知多ビーチランド 名古屋港水族館 串本海中公園
しまね海洋館 美ら海水族館  

ヒメゴンベは関東の施設で多く展示されていますが、それよりも北側ではほとんど飼育されていません。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

-水族館魚図鑑, 水族館魚図鑑-スズキ目(その他)