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水族館魚図鑑-カワバタモロコ(Hemigrammocypris rasborella)

カワバタモロコは環境庁のレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されているコイ科の魚で、生息環境の破壊や外来種の脅威により生息数が減少しています。

 

 

カワバタモロコについて!

カワバタモロコは体長5cm程度にまで成長するコイ目コイ科カワバタモロコ属の魚です。

飼育下では野生個体よりも長く生き、8cm程度にまで成長する個体もいるようです。

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カワバタモロコはコイ科の魚ですがヒゲがなく、口がやや上向きになっています。

地域によって若干の違いがあるようです。

ヒナモロコに似ていますが、腹部の断面がV字型で体高が高いことなどで見分ける事ができます。

食性は雑食で水生昆虫や藻類等を捕食しています。

 

和名 カワバタモロコ
学名 Hemigrammocypris rasborella
英名 Golden venus chub
コイ目(Cypriniformes)
コイ科(Cyprinidae)
カワバタモロコ属(Hemigrammocypris)
分布

日本固有種

生息環境 小川、湖沼、ため池、用水路

カワバタモロコは日本固有種で、 静岡県の瀬戸川水系が東限と言われており、中部地方以西の本州、九州の北西部、四国の瀬戸内海側で見られます。

5~7月に産卵を行い、浅場の水草や落ち葉などに卵を産みます。(ほとんどの個体は産卵後に死んでしまいます。)

孵化した稚魚は日本で見られるコイ科の中でもヒナモロコと並び最小であることが知られています。

カワバタモロコを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

カワバタモロコを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

カワバタモロコと鳥羽水族館

鳥羽水族館では日本の川エリアにてカワバタモロコを展示しています。

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カワバタモロコのみで展示されており、多くの個体が群れで展示されているのを観察することができます。

鳥羽水族館の日本の川エリアでは、中流~下流に生息する魚をメインに展示しています。

カワバタモロコを展示している施設の一覧

カワバタモロコを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所です。

鴨川シーワールド さいたま水族館 東山動物園
碧南水族館 琵琶湖博物館 京都水族館
鳥羽水族館 志摩マリンランド 須磨水族園
姫路水族館    

カワバタモロコは生息している地域で多く展示されていますが、鴨川シーワールドやさいたま水族館などの関東でも展示している施設があります。

見た目の似ているヒナモロコは5ヵ所で展示されています。 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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