ホトケドジョウは丸い頭部が名前の由来になっているドジョウの仲間で、可愛い見た目から観賞魚として飼育されることがあります。(高温には弱いです。)
ホトケドジョウについて!
ホトケドジョウは体長6cm程度にまで成長するコイ目ドジョウ科ホトケドジョウ属の魚です。
ホトケドジョウは茶褐色や灰褐色をしており、体側には不規則な斑紋があります。
ドジョウ科の中では発達した浮袋を持っており、遊泳力が高い種類で中層付近を泳ぐことも多いです。
ヒゲは4対で計8本となっており、ヒゲを使って底部から餌を探します。
食性は雑食で甲殻類や藻類等を捕食しています。
和名 | ホトケドジョウ |
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学名 | Lefua echigonia |
英名 | |
目 | コイ目(Cypriniformes) |
科 | ドジョウ科(Balitoridae) |
属 | ホトケドジョウ属(Lefua) |
分布 |
日本固有種 |
生息環境 | 河川、湿地、水田 |
ホトケドジョウは日本固有種で、青森、中国地方西部を除く本州、四国に生息しています。
水温が低く、流れが緩やかな環境で見られ、河川や水田、湿原等で見られます。(湧き水があるような水温が低い場所に多く、本流で見られる事はほとんどないようです。)
生息環境の開発などにより生息数が減少しており、環境庁のレッドリストでは絶滅危惧種IB類に指定されています。
ホトケドジョウを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ホトケドジョウを展示しているJAZA加入の施設は20ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ホトケドジョウと鴨川シーワールド
鴨川シーワールドではエコアクアロームにてホトケドジョウを展示しています。
この水槽ではホトケドジョウのみを展示しており、水草の間から顔を出しているホトケドジョウを見ることができました。
この水槽の近くには生息数が減少している生き物が展示されていました。
ホトケドジョウと鳥羽水族館
鳥羽水族館では日本の川エリアでホトケドジョウを展示しています。
上のようにややコケが生えている水槽で展示されていますが、非常に活発に泳ぐホトケドジョウを見ることができる水槽となっています。
鳥羽水族館は国内で最も展示種類が多い施設で、日本の川エリアでは中流~下流に生息する魚を多く展示しています。
ホトケドジョウを展示している施設の一覧
ホトケドジョウを展示しているJAZA加入の施設は20ヵ所です。
千歳水族館 | 加茂水族館 | 福島海洋科学館 |
いなわしろカワセミ館 | 井の頭文化園 | 野毛山動物園 |
横浜金沢動物園 | なかがわ水遊園 | しながわ水族館 |
いしかわ動物園 | 東山動物園 | 新潟市水族館 |
寺泊水族博物館 | 富士水族館 | 三津シーパラダイス |
越前松島水族館 | 琵琶湖博物館 | 京都水族館 |
鳥羽水族館 | 須磨水族園 |
ホトケドジョウは生息域が東日本中心になっている事もあり、展示施設も東日本の施設が多くなっています。
ここまで
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