オキザヨリは沿岸域の表層部を泳いでいるダツの仲間で、ゲームフィッシュの対象魚としても人気があります。
以前よりも北の地域でも見られるようになってきているようです。
オキザヨリについて!
オキザヨリは1m以上に成長する大型のダツ目ダツ科の魚です。
体の色は銀色で背鰭は21-25軟条、尻鰭は19-22軟条となっています。
名前にサヨリとありますが、サヨリの仲間ではなくダツの仲間です。
肉食のため鋭い歯を持っています。(英名ではHound needlefish と呼ばれています。)
他のダツの仲間と比べると太く頭部が短い。尾鰭は2又になり、 腹側は白、背鰭側は紺色になります。
幼魚の歯が前方を向くことで他のテンジクダツの仲間と判別することができるようです。
獲物を積極的に追いかける事からゲームフィッシュの対象魚としても人気があります。
和名 | オキザヨリ |
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学名 | Tylosurus crocodilus crocodilus |
英名 | Hound needlefish |
目 | ダツ目(Beloniformes) |
科 | ダツ科(Belonidae) |
属 | テンジクダツ属(Tylosurus) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 |
オキザヨリは津軽海峡以南の日本海側、三陸以南の太平洋沿岸で見ることができます。
子魚や甲殻類を食べており、鋭い歯を持っています。
食用として流通しますが、骨が緑色なのもありあまり一般的ではありません。
光に集まる習性があり、強い光を浴びた際に水面から飛び出して突き刺さる事もあります。(実際にダツの仲間が突き刺さり人が死亡した事例もあります)
オキザヨリを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オキザヨリを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみとなります。
オキザヨリと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園ではドーナツ型の大水槽のクロマグロの裏側の方でオキザヨリを展示しています。
この水槽では、オキザヨリの他にイタチザメ、シノノメサカタザメなどが展示されています。
この水槽に展示されている魚の多くはスマやハガツオという回遊魚で、水槽内を泳ぎ回っていますが、オキザヨリは水槽の端の方でゆったりと泳いでいる事も多いです。
見た目が特徴的なので簡単に見つけることができます。
ここまで
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