水族館魚図鑑-オオクチイシナギ(Stereolepis doederleini)

オオクチイシナギは1950年代まではイシナギよいう標準和名が付けられていましたが、それまで国内で確認されていなかったコクチイシナギが見つかったためオオクチイシナギという標準和名になっています。

コクチイシナギは国内ではほとんど確認されていないため、イシナギと言うとオオクチイシナギのことを指すのが一般的です。

 

 

オオクチイシナギについて!

オオクチイシナギは最大2mを超える大型のイシナギ科イシナギ属の魚です。

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イシナギ属は今回紹介しているオオクチイシナギの他にコクチイシナギがいます。 (コクチイシナギは国内でも確認例が少ないですがあります。)

イシナギと言えば一般的には多くみられるオオクチイシナギを指します。

普段は400m~600mの水深の深い場所で生活していますが、産卵シーズンは温かくなってくる5月~6月頃で数十m~200m付近まで上がってくるので、この時期を狙って釣りの対象魚となったりもします。

味も良く大きいため食用として利用されますが、肝臓はビタミンAが大量に含まれており食品衛生法によって食用禁止措置がとられています。(ビタミンA過剰症)

魚の肝は食用とされる場合が多い(有名なものではカワハギの肝和え等)ですが、オオクチイシナギの肝は食べる事ができませんので注意が必要です。

 

和名 オオクチイシナギ
学名 Stereolepis doederleini
英名 Seabass
スズキ目(Perciformes)
イシナギ科(Polyprionidae)
イシナギ属(Stereolepis)
分布

西部太平洋

生息環境 深海

オオクチイシナギは日本海や太平洋沿岸に生息している魚で国内では北海道~屋久島まで見られます。(数としては北海道が多いようです)

オオクチイシナギはハタと見た目が似ていますが、イシナギ科の魚は主鰓蓋骨のトゲの数が2つであることに対して、多くのハタ科は3つあることから見分けることができます。

オオクチイシナギを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

オオクチイシナギを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所となります。

小樽水族館 男鹿水族館 加茂水族館
福島海洋科学館 大洗水族館 鴨川シーワールド
葛西臨海水族園 しながわ水族館 八景島シーパラダイス
新潟市水族館 三津シーパラダイス 東海大海洋博物館
魚津水族館 越前松島水族館 宮津水族館
鳥羽水族館 志摩マリンランド 伊勢シーパラダイス
大阪海遊館    

オオクチイシナギは2mを超える大型の魚ですが、飼育キャパの問題のためか水族館に展示されている個体は小さめの個体がほとんどです。

オオクチイシナギと しながわ水族館

しながわ水族館では冷たい海の魚たちエリアの水槽にて展示されています。

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しながわ水族館で展示されているオオクチイシナギは小型の個体(40cm未満?)ですが、水槽も小さく深海魚の水槽にしては明るいので観察しやすい点はメリットです。

また、大きなオオクチイシナギの剥製も展示されているので是非一緒に見てみてください。

オオクチイシナギと大洗水族館

大洗水族館では深海エリアにてオオクチイシナギを展示しています。

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大洗水族館では最も大きな深海水槽にてオオクチイシナギを展示しています。

ツノザメの仲間やタカアシガニも展示されている水槽の中で しながわ水族館で紹介した個体よりも大きな個体が泳いでいます。

ハタのような見た目に反して水槽内を泳ぎ回っていることが多く姿を見る機会が多いですが、水槽の大半が暗いので写真等は撮りにくい水槽になります。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。