東南アジアに生息しているトゲウナギの仲間の中では人気が高く流通量も多い種類です。
国内で流通する個体は東南アジアで繁殖させた個体です。
ファイヤースパイニーイールについて!
ファイヤースパイニーイールは1mにまで成長するタウナギ目トゲウナギ科Mastacembelus属の魚です。
ウナギと言えば黒や褐色をイメージされる方が多いと思いますが、ファイヤースパイニーイールは黒色の体に赤色のラインと模様が入っています。
イール(=ウナギ)と呼ばれていますが、見た目はウナギには似ておらず吩の先端は尖っており、吩の先にはヒゲがあります。
英語では細長い魚は全部eelと読んでいるため、ウナギはもちろんウツボもeelと呼ばれます。(ウツボはきっちりウナギ目ですが)
ヒゲを使って底部の餌を探すようです。
食性は雑食性で小型の水生生物、小魚、植物等を捕食します。
飼育下では動物食に偏るため肉食性が強いのかもしれません。
和名 | ファイヤースパイニーイール |
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学名 | Mastacembelus erythrotaenia |
英名 | Fire eel |
目 | タウナギ目(Synbranchiformes) |
科 | トゲウナギ科(Mastacembelidae) |
属 | Mastacembelus属(Mastacembelus) |
分布 |
タイ、カンボジア塔の東南アジア |
生息環境 | 沼地、河川 |
ファイヤースパイニーイールはタイ、カンボジア、スマトラ島、ボルネオ島など東南アジアに広く生息しています。
流れが緩やかな場所に多く、氾濫原や流れが緩やかな河川で見ることができます。
泥底の環境に多く、自分の体を泥の中に隠して鼻だけを出していることが多いようです。
スパイニーイールとはトゲウナギの事です。
トゲウナギの中では人気種で東南アジアで養殖された小型の個体が流通しています。
見た目は生餌が必要そうですが、人工飼料や冷凍飼料を食べてくれるようです。(底部にいるので沈殿するものが良いようです。)
ファイヤースパイニーイールを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ファイヤースパイニーイールを展示しているJAZA加入の施設は福島海洋博物館のみとなっています。
JAZA加入の施設以外では東京都の板橋区熱帯環境館に すみだ水族館から寄贈された個体が展示されています。
ファイヤースパイニーイールと板橋区熱帯環境館
板橋区熱帯環境館ではミニ水族館にてファイヤースパイニーイールを展示しています。
円柱形の水槽の中で多くのファイヤースパイニーイールが展示されています。
特徴的な色・見た目をしていますが動きが少ないためか観察している人は少なかったです。
活発に動き回る魚ではありませんが、飼育個体数が多いので泳ぐ姿を見ることができるかもしれません。
肉食ですが基本的には大人しい種類でファイヤースパイニーイールが何匹も積み重なっていました。
ここまで
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